データのじかんNews 2024年02月Part.02 | データで越境者に寄り添うメディア データのじかん
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データのじかんNews 2024年02月Part.02

データのじかんを閲覧頂いているみなさま!!こんにちは!!

【データのじかんNews】担当の畑中一平です。

 

【データのじかんNews】では、読者様がより便利に、より活用しやすく【データのじかん】を閲覧頂けるよう、過去1週間に公開された新着記事の短信をニュースとして、みなさまにお届けしています。

 

第90回の2024年2月Part2では、2024年2月4日~2月10日までに【データのじかん】で公開された3件の記事についてご紹介します!!

         

2月中旬と言えばバレンタインですね。

コロナ禍以降、在宅勤務が普及したことで人との接触機会が大幅に減少しました。それに伴い、このイベントも何となく形式ばったものになってしまったように感じますが、皆さんはどう思われますか?

ちなみにバレンタインデーの起源は、古代ローマ時代に遡り、その後キリスト教の殉教者である聖バレンタインにちなんで名付けられたそうです。時間が経つにつれて、この日は世界中で様々な形で愛と感謝の気持ちを表現する日となりました。

それではまず、今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!

■トレンド

政府は指針・目標として、「2030年には温室効果ガスを46%削減、2050年にはカーボンニュートラル(CN)を実施」を目指しています。そのためには、グリーントランスフォーメーション(Green Transformation:GX)に関連する具体的な施策に沿って、温室効果ガスの排出量やエネルギーの転換に対する定期的な評価を行いながら、改善していく必要があります。では、日本はGXに対してどのような取組みを行っており、海外と比較した場合にはどのような違いがあるのでしょうか。本記事では、GXの取組みと国内外の現状、政府の方針などについて解説します。

・GX(Green Transformation)の取組みと現状とは?政府の方針から国内外の動きを解説

■データ活用

DXやIT経営が必要という認識はここ数年で地域、企業規模を問わず広まりました。しかし、「どのように実行すればいいかわからない」という悩みもまた広く共有されるようになったのではないでしょうか。実際、株式会社リコーとリコージャパン株式会社が2023年2~3月にかけて行った調査では、中堅中小企業のDX課題2位に「現場の意識・理解が足りない」(33.1%)、3位に「何から手をつければいいかわからない」(29.8%)があげられています。また、DXに関する相談相手が必要だと感じると全体の61.7%が回答したとのこと。そこでDXへの理解を深め実践できるようになるための手段、あるいはベストな相談相手を見つけるための入口としてご紹介したいのが「ITコーディネータ」です。ITコーディネータはどんな役割・資格なのか、またどうすれば資格取得や支援を受けることが可能になるのか。公式情報をもとに、詳しく解説いたします。

・ITコーディネータ(ITC)って何?資格取得の方法や支援の受け方を基本情報とともに解説

■ライフ

みなさんは、「オッカムのかみそり」という言葉を聞いたことはありますか?データサイエンスや科学に興味がある方ならば、どこかで目にしたことがあるかもしれません。シンプルなようでややこしくも感じられるこの言葉の意味と有用性を、その成り立ちから科学の歴史にいかに貢献してきたのかまでまとめて、わかりやすくご紹介します。

・「オッカムのかみそり」とは?科学の歴史をどう進めてきたのか、データサイエンスにどう用いられているのか

データのじかんNewsのバックナンバーはこちら

トレンド

GX(Green Transformation)の取組みと現状とは?政府の方針から国内外の動きを解説

2024.02.08 公開

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GXは、持続可能な社会経済の発展を実現するための、環境に配慮した革新的な取り組みを指します。これには、化石燃料に依存する現状から、再生可能エネルギーや水素、アンモニアなどのクリーンなエネルギー源へのシフトが含まれます。具体的には、温室効果ガスの排出量を削減し、エネルギー供給を持続可能なものに転換することで、環境負荷の低減を図ります。また、CNはGXの包括的な目標の一つであり、経済活動全体での炭素の排出量と吸収量を相殺し、ネットゼロを達成することを目指しています。これには、産業構造の変革、エネルギー効率の改善、革新的な技術の導入といった、幅広い戦略が必要とされます。

対して、DXはデジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)でデジタルによる変革を意味するものです。たとえば、業務効率化のためにペーバーレスを実現し、業務内容や業務フローを大きく変化させ、組織が変化したといった場合は、DXに該当します。

データ活用

ITコーディネータ(ITC)って何?資格取得の方法や支援の受け方を基本情報とともに解説

2024.02.09 公開

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ITコーディネータ(ITC)とは、IT経営とDXを実現するために、体制・DX計画から実践、評価・改善のフェーズまでサポートする役割です。

特定非営利活動法人ITコーディネータ協会が認定する資格でもあり、スキル標準ユーザー協会が定めるITSSキャリアフレームワークでは、【職種】コンサルタント、【専門分野】インダストリ・ビジネスファンクションに分類され、7段階のレベル4(プロフェッショナルとして業務課題の解決をリードできるレベル)に当たります。

その資格取得者の人数は2001年の資格創設からの累積で1万人を突破しており、2023年3月末時点で約7,000名の有資格者が現役で活躍しているとのこと。『2023年度実務活動アンケート 集計データ』(ITコーディネータ協会)によると、その内訳は企業内ITC(副業なし):68.3%、企業内ITC(副業でITC活動有):6.0%、独立系ITC:25.7%になります。

ライフ

「オッカムのかみそり」とは?科学の歴史をどう進めてきたのか、データサイエンスにどう用いられているのか

2024.02.05 公開

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「オッカムのかみそり」とは、“ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない”という指針であり、14世紀の哲学者オッカムのウィリアム(1285 – 1347)によって提唱されたことからその名称が冠せられています。

オッカムのウィリアム(以下オッカム)は、唯名論を提唱し、それまで唱えられていた実在論を退けたことで科学を大きく前に進めました。実在論は、紀元前4世紀の大哲学者アリストテレスの提唱した「普遍」の概念に基づき、その物体を規定する本質や偶有性によってこの世の物体は構成され、実際に存在していると考えます。目の前の物がどのように存在しているかについて「イデア界に完璧な真実の世界が存在し、我々はその影を見ている」としたのがプラトンのイデア論ですが、アリストテレスはそれを発展させ、物体はこの世界に実在し普遍によって存在していると説明したのでした。

それに対し、唯名論は「目の前の物体はただ我々によって名前を与えられているに過ぎない」とする考えです。それとともに述べられたのが前述のオッカムのかみそりの考え方でした。

00月00日付 データのじかん主筆「大川真史の週報」

データのじかんの大川が「主筆の週報」として上司である野島編集長への週次レポートをメルマガで公開!

【先週】

 

【今週】

 

編集後記

今回は『GX(Green Transformation)の取組みと現状とは?政府の方針から国内外の動きを解説』という記事を紹介させて頂きました。

最近、温暖化による異常気象が頻繁に話題に上がっています。これにより、多くの人々が環境問題への関心や意識を高めているのではないでしょうか?

気温の上昇は、化石燃料の燃焼、森林伐採、農業活動などによる温室効果ガスの大量排出によって加速されています。二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)などの温室効果ガスが大気中に蓄積されることで、太陽からの熱が地表に閉じ込められ、地球の温暖化を引き起こしています。

温暖化の影響は広範に及び、気候変動、極端な気象現象の増加、海面上昇、生態系の変化、食糧安全保障の脅威など、人間社会や自然環境に深刻な影響を与えています。これらの影響に対処し、将来的な温暖化を抑制するためには、国際的な協力と、化石燃料への依存度を減らし、再生可能エネルギーへの移行を加速するなど、持続可能な発展への転換が求められています。

今回紹介するGX(Green Transformation)は、これらを実現するための概念であり、筆者が特に注目しているのは、よく耳にする「カーボンニュートラル(Carbon Neutral)」という取り組みです。

カーボンニュートラルとは、人間の活動によって大気中に排出される二酸化炭素(CO2)の量を、森林の植樹や再生可能エネルギーの利用などによって実質的にゼロにする環境保全の取り組みであり、バイオマス発電もその一つです。

バイオマスは動植物由来の有機物資源(林地残材、家畜排泄物、稲わらなど、化石資源を除く)を指し、バイオマス発電ではこれらの資源を燃やしたり、ガス化して発電を行います。

化石燃料と同様にCO2を排出するため、環境に悪影響を与えると考えられがちですが、バイオマスを利用するまでに植物がCO2を吸収しているため、結果的にCO2の削減に貢献します。

植物はCO2を吸収して成長しますが、成長が終わるとほとんど光合成を行わなくなります。そのため、一定の樹齢に達した木は伐採し、新たに植栽する必要があります。

現在、カーボンニュートラルには様々な手法が用いられていますが、技術の進歩により、バイオマス発電におけるCO2の排出と吸収のバランスがさらに向上すること筆者は期待しています。

それでは、次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いいたします!

(畑中 一平)


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(畑中 一平)

 
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