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2020年のハイプサイクルで取り扱われたテクノロジー30種を「段階」「主流の採用までに要する年数」「5つの先進テクノロジ・トレンド」で分類した表が以下になります。
※ガートナー、『「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表┃Gartner』を元に筆者制作
一覧してわかったのが、「デジタル・ミー」に分類されるテクノロジーのうち「『過度な期待』のピーク期」位置するのは「ソーシャル・ディスタンス・テクノロジー」だけだということ。デジタルミー全般に対し現在注目度が高まっている最中であり、おそらく2021年以降には「『過度な期待』のピーク期」に差し掛かることが推測され、また「ソーシャル・ディスタンス・テクノロジ」がいかに急速に注目を高めたかが伝わります。
反対に「アルゴリズムによる信頼」に属するテクノロジーは「『過度な期待』のピーク期」以降に多く含まれます。主流の採用までに要する年数は最低でも「2~5年(コンポーザルブル・エンタープライズ/個人所有アイデンティティの業務利用)」とまだ先ですが、期待のピークを越え本当に定着するかがこれから問われる段階に入ると考えられるでしょう。
2020年のガートナーのハイプ・サイクルにおける主要なトピックをまとめてご紹介しました。
ハイプとは「誇大な宣伝」のことであり、ここで紹介したテクノロジーが必ずしも5~10年後生き残っているとは限りませんし、発表時から現在まででも既に状況は変わってきていると言えるでしょう。
しかし、新型コロナウイルスの流行に代表されるような世の動きはデジタル化の流れを加速させています。だからこそ、最新の動向をこうしてキャッチしておくことの重要性は高まり続けているのです。
【参考資料】 ・ハイプ・サイクル┃Gartner ・ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表┃Gartner ・密を測るAIセンサーでソーシャルディスタンシングを促進するDensity┃Bridge ・小林啓倫,ITmedia「ハイプサイクルに新登場した「ヘルスパスポート」はウィズコロナ時代に何をもたらすか」┃ITmediaNEWS ・菊谷信宏「新型コロナウイルス対策にも一役買った中国IT企業の最新テクノロジー」┃DIAMOND Chain Store Online ・オンライン診療、かかりつけ医は初診含め原則解禁┃日本経済新聞 ・SASE(Secure Access Service Edge)とは?仕組みやメリットについて徹底解説┃Cyber Security.com ・XAI(Explainable AI:説明可能なAI)/解釈可能性(Interpretability)とは?┃@IT ・COVID-19の影響は先進テクノロジーにも ガートナーが「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表┃@IT
(宮田文机)
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