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IoTデータ活用のまとめとして、『IoTデータの三段活用』のSTEP3をご説明します。

STEP2では、ユーザーやパートナーを巻き込んで実証実験を行い「オープン・クローズ戦略」で標準化を目指すやり方についてご紹介しました。 ここまでは、IoTに取り組む企業ならばまずたどり着くことができます。

つまり、STEP2「メンテナンス(保守運用)」レベルでは、IoTデータ活用に取り組んでもその内容を目にすれば他社が簡単に真似することが出来てしまいます。

STEP1STEP2の取り組みは、誰でもできますが、ここまでの取り組みではIoTデータ活用の効果は限定的です。 今回のテーマSTEP3「コントロール(制御)」でご説明したいのは、他社に真似ができないIoTデータ活用に関する取り組みです。

デジタル化のメリットとデメリット

IoT活用の中心にあるのは、デジタル化(欧米では、デジタル・トランスフォーメーションと呼びます)という取り組みです。

これまでは、熟練技術者(「匠(たくみ)」)が持つ経験やノウハウといったアナログ的な情報がものづくりの強みをリードしていました。このアナログ的な情報を、最新のセンサーやデバイスを使ってデジタル化し、これを誰でも利用できるようにすることをIoTデータ活用と呼んでいます

これまで見えなかった情報をデジタル化するということは、誰でも簡単にコピーできるということです。これが、IoTデータ活用の最大のメリットで同時に最大のリスクです。また、デジタル化は、セキュリティ面でも大きな課題があります。それは、情報漏えいやハッキングによる乗っ取りなどがあげられます。セキュリティリスクは、IoTで先行する欧米でも大きな課題となっています。

「コントロール」の3つの意味

IoTデータ活用における「コントロール(制御)」には、3つの意味が含まれています。

1. センサー・デバイスをコントロールすること

これは、ソフトウェアでセンサーやデバイスを制御することを意味します。

2. IoTデータを独自のリソースとして他社に使わせないこと

これはIoTデータを経営資源と考え、これをコントロール下に置くことを意味します。

3. 製品や設備を直接コントロールすること

これはIoTの対象である製品や設備を、直接コントロールしてサービス化することを指しています。

この先行事例が、上記の動画のコマツのICT建機や測量ドローンのケースです。

コマツでは、全世界に展開する40万台以上のICT建機をリモート監視し、稼働状況をモニタリングし、蓄積したデータを使って省力化や効率化を実現し、遠隔操作することができます。ICT建機と測量ドローンを組み合わせることで、コントロール精度と作業時間を更に向上することに成功しています。

こうした取り組みは、単純にセンサーやデバイスを導入するだけでは実現することができません。IoTデータの活用を試行錯誤して、製品やサービスの開発に取り組んでこそ実現できます。

コマツでは、15年以上の取り組みが「スマートコンストラクション」というソリューションにつながっています。つまり、IoTデータの活用には、

STEP1「モニタリング(見える化)」

STEP2「メンテナンス(データ活用の確立)」

そしてSTEP3「コントロール(差別化の追求・実現)」

という段階を踏んだ取り組みがあるのです。

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[著]Wingarc1st Official The BLOG編集部
本記事はウイングアーク1st株式会社の運営するThe BLOGに掲載された記事を許可を得て掲載しています。

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