BIツール「MotionBoard」との“共創”で生まれたデータ活用の最新事例

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生のデータにひと手間加えて良質の素材にする

株式会社ソルティースター 様

生のデータにひと手間加えて良質の素材にする 
株式会社ソルティースター

株式会社ソルティスターの「SALTYSTER」は、IoTの根っこの課題にメスを入れたミドルウェアだ。デモでは、太鼓を叩く熊の人形の頭にセンサーが取り付け、さまざまなデータを収集する。

そこから生まれる膨大な生データには、必要なデータもあれば、気温といった1時間に1回程度の傾向が分かればいいもの、さらには雑音でしかない不要なものもある。そうしたものをそのままDBに上げ続けるのは、データ送信コストに加え、その先のクラウドでの分析精度も劣化させる要因となる。そこで「SALTYSTER」は、データの発生現場の近くで生データを高速処理で一次分析し、さまざまなモードで扱えるようにした。

生データをそのまま上げる、生データのゴミやノイズをフィルタリングして有効なデータだけを送る、一次分析した結果のデータだけを上げる、分析結果と生データの両方を上げるモードなどが選べる。さらには「SALTYSTER」内に生データをためているので、後からそれを取りに行くこともできる。これにより、データ送信、クラウドのCPUやメモリのチャージなど、コスト全体の大幅な削減が期待できると言う。

「さらに『SALTYSTER』は、分析結果を判断してデータの発生元の制御を行うことができます。たとえば上げたデータがクラウドまで行って分析され、不備を見つけてフィードバックするのに数百secの遅延がある場合、『SALTYSTER』段階で判断できれば、数十分の1、数百分の1の時間でフィードバックが可能になります。工場はもちろんですが、医療現場、要介護者の見守りなど、その活用範囲は幅広いと考えています」(株式会社ソルティスター担当者)

膨大なデータには大きな可能性が秘められた素材に発生現場の近くでひと手間かける。まるで生鮮の鮮度を保ち、上質の料理の素材に欠かせない下ごしらえをしているかのようだ。しかもその取り扱いに「プロのワザ」は不要だと言う。

「簡単な定義ファイルで各種クラウドと連携します。さらに『MotionBoard』と連携して、『SALTYSTER』の一次分析などリアルタイムでの状況把握も可能です。データをただ集めるのではなく、誰もが扱いやすいものにすることで、活用の可能性は大きく広がります」(株式会社ソルティスター担当者)

工場の全ラインの状況をリアルタイムで把握する

株式会社テクノツリー 様

株式会社テクノツリー

株式会社テクノツリーは、以前から工場現場での業務を電子化する「XC-Gate」を提供。

タブレットによる設備のPLC情報の確認や、担当者の帳票入力を行うなど、現場の見える化で生産性の向上に貢献してきた。今回、「MotionBoard」と連携することで、工場内のさまざまな設備のPLCから集めたデータをダッシュボードで自在に確認できる「XC-Gate」を開発。新たに何ができるようになったのかを聞いた。

「PLCの『製品を何個作った』『何個の不良が発生した』というデータに、さらに『何㎜の厚さの不良が発生した』『どんな状況で発生した』といったさまざまなデータも計測し、それらを『MotionBoard』に蓄積して分析結果をいつでも誰もが確認できるのが特徴です」(株式会社テクノツリー担当者)

従来、PLCのデータは、個々の設備の動作確認程度であった。これら「機械の情報」と、各担当者の帳票業務などの「人の情報」をBIツールに集約することで、工場内全ラインの状況把握できるようになった。

「予防保全と呼びますが、ラインを止めない現場を実現するための取り組みが可能になります。また、従来は設備のエラーは、ランプの点灯で知らせることが一般的でした。このシステムでは、タブレットにプッシュ通知で知らせることで作業効率の向上も支援します」(株式会社テクノツリー担当者)

データの活用の先に「人がどう働きやすくなるのか?」「人が何に気づけるのか?」を考える。そこにデータとどう向き合うかのヒントがあるようだ。


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