みなさん、おはようございます。
こういうセキュリティ系のお話って、どこまで行っても鍵屋と泥棒との知恵比べ的な感じになってしまいますよね。
でもって、立派すぎる鍵をつけてしまうと、鍵を紛失した家主が家に入れなくなるっていう目も当てられないレ・ミゼラブルが待ち受けてるので、それをなんとか回避するために出てきたのがこの二要素認証なのかなって思ってます。
オンラインバンキングも最初はカードに書かれたセキュリティコードを入力してください、っていうシステムだったのに、いつのまにかリアルタイムでどんどん変わっていくセキュリティコードをスマホで見て入力するシステムに進化してて、僕くらいの年齢でもちょっと頑張らないとついていけない感じなので、高齢者の方とかはなかなか大変な世の中なんじゃないのかなって気もしてます。
先日もちょっと市役所で書類を申請しなきゃいけなかったんですけど、マイナンバーカードのパスワードがわからなかったので、それを変更するための手続きでなんだかんだ小一時間くらいかかっちゃって、そもそも色んな申請手続き簡単・時短にできるようにってできたシステムなのに、それを使うために結構な時間がかかるうえに、きっと僕のことなので、次回使う時にはまたパスワードわからなくなってる可能性が8割5分5厘5毛くらいあるので、便利になってるのか煩雑になってるのか…個人には煩雑になってる気がしてならないです。(笑)
まぁでも真面目な話、鍵屋と泥棒との知恵比べ的に言えば、今後は二要素認証でも不十分になってくる気がしなくもないですよね。その場合はパスワードとセキュリティコードに追加して、声認証とか指紋認証とか複数の要素を組み合わせたセキュリティに進化…というかより複雑化していってしまうんだろうなって思ってます。
だから、そのうちオンラインで1980円の買い物をすると毎回電話がかかってきて指紋認証して秘密の質問にも答えて、パスポートの画像をアップロードして、メールアドレスに送られてきたリンクをクリックして、念の為実のお父さんかお母さん或いは同等の関係性を持っていることが証明できる保護者に連絡をして、彼らの住民票のコピーを添えて、実印登録されたハンコが押された手紙或いは登録された電話番号から送信されたことが証明できるファクシミリで承認してもらわないと決済されないという、ある意味セキュリティ対策バッチリで安心安全な世の中がやってくるのかもしれませんね。(笑)
そうなったら、オンラインで何かすることなんて二度となくなって駅前の商店街が復活して、より暮らしやすい世の中が実現するんじゃないかなって僕なんかは最近考えてたりします。
駅前の商店街の肉屋で売ってる一個80円の揚げたてのコロッケとかはオンラインじゃ絶対買えないですからね。とか話してたら急にコロッケが食べたくなったので、高校の頃のジャージを着てママチャリでコロッケ買ってきて食べようと思います。
と、そんなかんじで、お後がよろしいようなので、また2週間後にお会いしましょう!
とりあえずの結論としては、駅前の商店街の揚げたてのコロッケが正義かもしれないです。(笑)
(時田大夢)
作者:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。
https://www.totsunet.com/
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