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【タイムくん 第184話】昭和100年問題

         

ここがポイント: ケタ違いっていうのは必ずしも褒め言葉とは限らないみたいです(笑)


みなさん、おはようございます。

僕なんかは割とデジタルネイティブに近いのでいまいちピンとこないんですけど、おじさんたちが集まると頻繁に昔のテクノロジートークが開催されるんですよね。「NECの98シリーズやMSXが最初のパソコンだった」とか、「フロッピーディスクが懐かしい」とか、「オレなんか5インチの頃から使ってる」とか、「インターネットを繋ぐにはモデムが必要で、モデムが謎の音を立てて接続されてた」とか…そんな話ですぐ盛り上がるわけです。

まぁ、僕は話してる内容もよくわからないし、正直そんなに関心もないので、「ふーん、そんな時代もあったんだなぁ、それにしてもおじさんたちこの話で何度も盛り上がるなぁ」くらいにしか思ってないので早く別の話題にならないかなぁくらいのスタンスです(笑)。どうやら、その時代って保存できるデータ量も今とは比べ物にならないくらい少なかったので、できるだけデータ量を減らすために1文字でも削りたいというByte単位の節約がされていたようで、そのために削り落とされた数値データが長い年月を経て人類に逆襲しにやってきたっていう映画があったら面白いなぁとか考えたりしてその時間を過ごすことにしてます。さしずめ、パート1がY2K問題で、その続編が今回取り上げた昭和100年問題みたいな。まぁ、観に行くかは別ですけど(笑)。

で、えっと、詳しいことは上の記事にも書いてあるんですけど、Y2Kの頃は1985年の年号を85に省略してたので、2000年になって00になると、パソコンは急に時代が100年戻って1900年になったと理解してしまうためありとあらゆる問題が起きるって話でしたけど、昭和100年問題の場合は、そもそも昭和の年号が使われている時からのシステムにしか影響を与えないので、マンガのネタにしておいてあれですけど、あんまり大した問題じゃないんじゃないかってのが僕の勝手な見解です(笑)。一応情シス部に確認してみたんですけど、うちの会社には別に影響ないらしいです。

でも、いろんなシステムとか、ハードウェアが使えなくなりますってのは結構でも身近なところでもよく起きていて、iPhoneとかもちょっと古いのだとアプリとかがバージョンアップできなくなっちゃって使い物にならない…なんてことはよくあるので、言ってしまえば、それの企業版が起きてるってこと感じなんですかね。よく考えると、昭和100年問題とかと比べるとiPhoneの寿命ってあまりにも短いし、最近のスマホって価格帯もかなり上がってるので、僕なんかはそっちの方がよっぽど大きな社会問題のようにちょっと感じちゃいますけど。

まぁ、でもこういう問題って人間がテクノロジーの主たる使い手である限り、きっとどこまでいってもなくならなそうですよね。西暦10000年問題とかも、その時になったら大真面目に対応されてるかも知れないですし、西暦じゃない年号が主流になるかも知れないですし、その時も切り替えの問題は発生しそうですよね。話ずれますが、某スポーツ新聞は根拠のない噂話ばかりを記事にするから、日付以外信頼するなって言う話が僕が子供の頃は結構半分真顔で言われてたんですよね。噂話に限らずテクノロジーの進化や社会の変化がめまぐるしい今の時代において、それがいつ書かれたものなのかっていう日付の部分が大事だったりもするなぁって感じてる今日この頃で、そう考えると日付が信頼できるだけでも結構な価値なんじゃないか、とか思ってみたり(笑)。あと、「ケタ違いのスケール感」みたいな表現をよく聞きますけど、ケタが違うと色々と問題が起きる今回のようなことを考えた後に聞くと、褒め言葉というよりは、一大事っていう印象を強く受けてしまうので、言葉の持つイメージって結構無責任で面白いなぁって実感したところです。

まぁ、そんなわけで、それではまた、二週間後にお会いしましょう。さよなら!

(時田大夢)

 


作者:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。

https://www.totsunet.com/
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