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市場分析とは、企業を取り巻く市場環境の特性について、データ分析を通して明らかにしていくものです。特に自社の製品・サービスに関連する市場規模、市場動向、顧客の特性、競合の状態について分析していきます。具体的には、次のような項目です。

  1. 売上推移や製品の変遷などからみた市場の成長性
  2. 製品・サービス購入までのプロセス
  3. 購入頻度、購入の意思決定者
  4. 実際の利用者
  5. どのような潜在顧客がありえるか
  6. 既存の競合他社の状況
  7. 製品・サービスの代替物になりえる潜在的な競合
  8. 市場への新規参入の可能性

たとえば子ども用ランドセルの場合、実際の利用者は子どもであり、購入の意思決定者は両親です。そして少子化の影響で市場規模は過去より小さくなる傾向があり、競合としてランドセル以外のリュック類が挙げられます。このような視点に、具体的な市場データを合わせながら分析し、最も効果的だと想定される販売戦略や経営戦略を採用していくことになります。 市場分析のみでもさまざまな情報が得られますが、自社分析、競合分析などを組み合わせていくことで、市場における自社・競合のポジショニングができ、より包括的に企業の内部環境・外部環境をとらえることができます。

代表的なフレームワークは?

市場分析にはさまざまな手法がありますが、代表的なフレームワークの例が、「3C分析」です。3C分析とは、

  1. 顧客(市場)-Customer
  2. 自社-Company
  3. 競合-Competitor

という3者をそれぞれ分析しその関係性から成功要因を導き出す手法です。
すなわち、市場分析に自社分析、競合分析を加えたものが3C分析といえます。この3C分析において、(1)顧客(市場)の特性を把握するのに重要なのが、「マクロ」「ミクロ」「顧客」という3つの視点で分析を進めることです。マクロ分析とは長期・短期的な景気変動や法改正、規制緩和、人口構成の変化やトレンドの変化など、市場全体に影響を与える大規模な変化に着目する分析です。またミクロ分析では、自社の製品・サービス業界に焦点をしぼり、売上推移などの業界内部における変化を具体的に明らかにしていきます。そしてこれらマクロ・ミクロの変化が顧客の選択にどのような影響を与えているかを解明していくのが顧客分析になります。これらを総合して市場の状況を明らかにし、さらに自社・他社の売上や製品・サービスラインナップ、組織体制、企業理念などを比較し強み・弱みを洗い出していくことで、客観的根拠や具体性に富んだ施策立案ができるようになるのです。