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データ分析初心者は押さえておきたいOLTPとは? OLAPと何が違うの?

         

前回はOLAP(オーラップ)について見てきましたが、これと似たような言葉に「OLTP」という言葉があります。どちらも似たようなアルファベット4文字であり、混同しがちですが、実はまったく異なる言葉です。一体何が違うのか、この記事ではOLTPについて見ていきたいと思います。

OLTPとは?

OLTPとはOnLine Transaction Processingの略。日本語ではオンライントランザクション処理と呼ばれ、データ処理方法の1つ。ここでいうオンラインとは、リアルタイムで処理するという意味になります。

トランザクション処理とは、「関連する複数の処理や操作を一つの処理単位にまとめて管理する方式」のこと。

例えば、ある人がA銀行の口座から1万円をB銀行の口座に振り込む際、コンピュータの処理としては

  • 「A銀行から1万円を引き出す」
  • 「B銀行に1万円を入金する」

という2つの操作があります。

ここで、引き出す操作が成功して入金する操作が失敗する(もしくは引き出しが失敗して入金が成功する)ようなことは絶対に起きてはなりません。このような不具合が起きないよう、出金処理と入金処理を1つにまとめて管理します。そして、どちらも成功した時のみタスクを完了するようにし、一方が失敗したらもう一方の操作も取り消すように設計されているのです。

まとめると、OLTPとは、リアルタイムでトランザクション処理を行い、特定のレスポンスに素早く返す処理方法のことを指します。

私たちの身近にあるOLTP

OLTPという言葉自体は耳慣れないかも知れませんが、身近なところで使われているケースも多く、一般的なECサイトやソーシャルゲーム、社内システムは、多くの場合、OLTPを用いたデータベースが使用されています。

OLTPツールは、かつては汎用機が必要でしたが、最近ではUNIXを用いたサーバシステムや、Webブラウザから利用できる製品が登場しています

OLTPとOLAPの違い

OLTPもOLAPも、どちらもデータ処理を行う仕組み・ソフトウェアです。似たような印象を受けるかもしれませんので、整理してみましょう。

 
データウェアハウス(DWH)との関係

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