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なぜ今ユーザーコミュニティーが重要なのか? 〜従来のベンダー・ユーザーの関係性では最新情報は得られない。(前半)

         

AWSのユーザーイベント「JAWS-UG Japan」

クラウド初期に立ち上がったJAWS-UG Japanの場合、日本全国に50の支部があり、去年は260回の勉強会が開催されました。述べ1万人近いユーザーが参加しています。一年を通じてほぼ毎日どこかでユーザーが集まって意見交換をしているのです。先日東京で行われたイベントには1400人が参加しました。ここでは80人近いスピーカーが登壇し、そのほぼ全員ががユーザーでした。開発側は機能の話しかできません。それに対して、ユーザーは運営の話をする。他のユーザーはそれが知りたい。この一連の動きがコミュニティー内で完結しているのです。

このようなコミュニティー体制が非常に合理的なので、多くの企業が同じモデルを採用し、うまく使ってもらうためのナレッジの拡散を行い、コミュニティーを大きくする試みを行っています。今回、ユーザーコミュニティーを立ち上げることを発表したウイングアーク1stも恐らく同じようにこのコミュニティーの作成に参加したい、と考えているのではないでしょうか?

これはテクノロジーの使い方の話なので、話に参加する人はエンジニアに限りません。ビジネス系の人にも非常にインパクトがあります。先日のJAWSのイベントで表彰されたのはフジテックのCIOの友岡さんという方でした。上場企業のCIOがユーザーコミュニティーで情報を発信し、自社で何をしているかをアウトプットすることで、様々な情報を得ています。彼はCIOという立場でやっているわけではなく、1ユーザーとして情報発信することで情報を入手しているのです。

このコミュニティー時代に、ベンダーとユーザーのそれぞれの視点を今度どのように変えていくべきか、評価していくかについて今日は他のパネリストの意見も聞いて見たいと思っています。

それでは、パネルディスカッションに入りたいと思います。


後半に続く

 
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