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2024年6月7日開催|金融×エフェクチュエーションのミライ~VUCA時代の金融業界に求められる革新的な意思決定プロセスを探る~

起業家やビジネスリーダーが不確実性の高い状況で意思決定を行うためのアプローチである「エフェクチュエーション」。VUCA時代において、複雑で予測が困難な金融の意思決定プロセスをテーマに、保険業界の協業・共創を推進するGuardTech検討コミュニティとVitalityDX塾 共催によるスペシャルイベント「金融×エフェクチュエーションのミライ」が2024年6月7日(金)に開催されます。そこで今回は、「データのじかん」がメディアスポンサーとして取材を予定している本イベントの見どころやおすすめポイントを紐解いていきます。

         

こんにちは、データのじかん編集部です。

本日は、保険業界の協業・共創を推進するGuardTech検討コミュニティと、住友生命発のDX人材育成プログラムを運営するVitalityDX塾が、2024年6月7日(金)開催するスペシャルイベント「金融×エフェクチュエーションのミライ」について紹介します。

このイベントでは金融とエフェクチュエーションに精通した9名のスペシャリストの方々が、7つのセッションを通じ、VUCA時代の金融業界に求められる革新的な意思決定プロセスについて探っていきます。

 

そこで本記事では、イベントに参加するにあたり、是非とも抑えておきたい『エフェクチュエーション』、『VUCA』の予備知識を通じ、見どころやおすすめポイントを紐解いていきます。

エフェクチュエーションとは?

エフェクチュエーション(Effectuation)は、サラス・サラスバシー教授によって提唱された特に起業家やビジネスリーダーが不確実性の高い状況で意思決定を行うための理論やアプローチの一つです。エフェクチュエーションは以下の5つの原則で構成されます。

・手中の鳥の原則(Bird in Hand Principle):

不確かな未来よりも、今、確実にあるものを重視する。

・許容可能な損失の原則(Affordable Loss Principle):

失敗しても致命的でない範囲のリスクを取る。

・クレイジーキルトの原則(Crazy Quilt Principle):

さまざまなパートナーと協力して1つの事業を生み出す。

・レモネードの原則(Lemonade Principle):

逆境や不運を前向きに捉える。

・飛行機の中のパイロット原則(Pilot in the Plane Principle):

不測の事態に備えて臨機応変な行動をする。

エフェクチュエーションの基本的な考え方は、「持っているリソースから始め、目標を途中で調整しながら、利用可能な手段を使って未来を形成していく」というものです。つまり、起業家は事業を進めるにあたって、完璧な計画を持つのではなく、現在のリソースや人脈を最大限に活用して、目の前の機会を捉え、柔軟に対応しながら前進するというスタンスを取ります。

このアプローチは、特に新しい市場や技術が関わる場面で有効であり、未知の要素に対して柔軟に対応する力が求められる場合に役立ちます。

VUCAとは?

VUCAは、「Volatility(変動性)」、「Uncertainty(不確実性)」、「Complexity(複雑性)」、「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字を取った言葉で、特に経営学やリーダーシップの分野で用いられる概念です。この言葉は、現代のビジネス環境がどのように急速に変化し、予測が困難で、複雑で、多義的な特徴を持っているかを表現しています。

・Volatility (変動性):

状況がどれだけ迅速に変化するか、その変化の性質やダイナミクスを指します。

・Uncertainty (不確実性):

未来の出来事についての予測が困難である状況を表します。

・Complexity (複雑性):

多くの相互依存する要因が絡み合い、事象を理解することが難しい状況を指します。

・Ambiguity (曖昧性):

情報が不完全または矛盾しており、事象や事実の解釈が複数存在する状況を示します。

VUCAの概念は、リーダーや組織がこれらの難しい環境にどのように適応し、効果的な意思決定を行うための戦略を考える際のフレームワークとして用いられます。それにより、より柔軟な思考、迅速な決断、そして不確実性を乗り越えるための準備が促されます。

金融業界にエフェクチュエーションのアプローチがマッチする理由

金融業界においてエフェクチュエーションの概念を適用することは、特に新しい金融商品やサービスの開発、不確実性が高い市場環境での戦略策定などに有効です。金融業界は変動が激しく、予測が難しい要素が多いため、エフェクチュエーションのアプローチが役立つ場面があります。

・新しい市場の開拓:

金融業界で新たなニーズや市場を探る際、エフェクチュエーションは、持っているリソースやネットワークを活用して、ステップバイステップで事業を展開する方法を提供します。例えば、フィンテック企業が新しい支払いシステムや資産運用の技術を開発する際に、既存の顧客基盤や技術リソースを出発点として利用します。

・不確実性への対応:

金融市場はしばしば不確実性が高く、エフェクチュエーションはこの不確実性を利点として捉え、可能な限り柔軟に対応する方法を提供します。これにより、例えば金融危機や急激な市場の変動時にも対応策を柔軟に調整できます。

・リスク管理:

エフェクチュエーションでは、失うことが許容できるリスク(許容損失)の範囲内で行動を起こすことが推奨されます。金融業界においても、新しい投資先や事業展開に際して、許容できるリスクの範囲を明確に設定し、過度なリスクを避けながら機会を追求することが可能です。

・フィンテック(Fintech)の起業:

新しいフィンテックスタートアップが、限られた資源を最大限活用しながら、顧客からのフィードバックを基にサービスを調整し、市場ニーズに合わせて製品を進化させていく過程は、エフェクチュエーションの典型的な例です。

・新商品の開発:

金融機関が未知の市場で新しい金融商品を開発する際に、最初は小規模で試し、顧客の反応を見ながら徐々に拡大していく戦略は、エフェクチュエーションの考え方に基づいています。

エフェクチュエーションは、特に急速に変化する金融業界において、革新的なアプローチとして役立つ可能性があります。これにより、企業は不確実性の高い状況下でも機敏に対応し、新しい機会を生み出すことが可能になります。

『金融×エフェクチュエーションのミライ』のイベント内容

【タイムテーブル】

開催時間内容 / 登壇者
12:30~開場
13:00~Opening Remarks
13:10~Session-1:金融×エフェクチュエーションのミライ
・樋原 伸彦(早稲田大学 大学院経営管理研究科 准教授)
・岸 和良(住友生命保険相互会社 エグゼクティブ・フェロー デジタル共創オフィサー デジタル&データ本部 事務局長)
・モデレーター:温水 淳一(GuardTech検討コミュニティ 代表)
14:10~Session-2:カンファレンスのブランドデザインから、エフェクチュエーションの要素を探る。
・青木 そのか(株式会社SPOON 代表)
・温水 淳一(GuardTech検討コミュニティ 代表)
・モデレーター:毎床 慶子(株式会社hokan 事業開発室)
14:30~Session-3:“Vitalityエコシステム”とエフェクチュエーション
・岸 和良(住友生命保険相互会社 エグゼクティブ・フェロー デジタル共創オフィサー デジタル&データ本部 事務局長)
15:15~Session-4:エフェクチュエーション志向とコーゼーション志向は経験や環境によって異なるのか?
                  ~エフェクチュエーション志向を向上させる影響因子に関する研究~
・池田 真梨(SOMPOひまわり生命保険株式会社 DX推進部)
15:30~Breaktime / Networking
16:15~Session-5:エフェクチュエーション入門「知識と実践のクロスオーバー」
・岸 和良(住友生命保険相互会社 エグゼクティブ・フェロー デジタル共創オフィサー デジタル&データ本部 事務局長)
・モデレーター:藪田 珠乙(GuardTech検討コミュニティ 運営/Vitality DX塾 塾生)
17:00~Session-6:アマゾングループのお客様指向カルチャーとメカニズム
・河合 俊浩(アマゾンウェブサービスジャパン合同会社 金融事業開発本部 プリンシパル 金融事業開発マネージャー)
・モデレーター:温水 淳一(GuardTech検討コミュニティ 代表)
17:30~Session-7:保険業界でエフェクチュエーションを体現してきた実例紹介
・木村 恵(一般社団法人 Femtech Community Japan 理事)
18:00~Closing Remarks / Photo Session
18:30~After Party

 

登壇者プロフィール

池田 真梨 氏
SOMPOひまわり生命保険株式会社
DX推進部 課長代理

 
 

 

河合 俊浩 氏
アマゾンウェブサービスジャパン株式会社
金融事業開発本部 プリンシパル
金融事業開発マネージャー

 
 

 

岸 和良 氏
住友生命保険相互会社
エグゼクティブ・フェロー
デジタル共創オフィサー
デジタル&データ本部 事務局長

 
 

 

木村 恵 氏
Femtech Community Japan
理事

 
 

 

樋原 伸彦 氏
早稲田大学
大学院経営管理研究科
准教授

 
 

 

温水 淳一 氏
GuardTech検討コミュニティ
代表

 
 

 

藪田 珠乙 氏
GuardTech検討コミュニティ 運営
Vitality DX塾 塾生

 
 

 

モデレータープロフィール

General moderator

毎床 慶子 氏
株式会社hokan
事業開発室

 
 

 

Creative director

青木 そのか 氏
株式会社SPOON 代表
(株式会社hokanデザイナー)

 
 

 

開催情報

 

2024年6月7日開催!!
金融×エフェクチュエーションのミライ

【開催概要】

・イベント名:金融×エフェクチュエーションのミライ

・開催日時:2024年6月7日(金)13:00〜18:30

・受付開始:12:30~

・会場:

FinGATE KAYABA

東京都中央区日本橋茅場町1-8-1 茅場町一丁目平和ビル 1階

・アクセス:

東西線・日比谷線「茅場町」駅 6番出口 徒歩1分

銀座線・都営浅草線「日本橋」駅 D1出口 徒歩4分

半蔵門線「水天宮前」駅 徒歩12分

・主催:

GuardTech検討コミュニティ

Vitality DX塾

・受講料:

一般チケット:¥3,000(税込)

団体(協賛)チケット:¥22,000(税込)

詳細はこちら

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