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10/31開催「updataNOW23」|DX疲れ/進まないDXにマーケティングという補助線を引く –株式会社グロースX松本健太郎氏が解説、マーケティングは万人にとっての「教養」。RPGで言うところの「MP」

         

こんにちは、データのじかん編集部です。

本日は、データのじかんを運営するウイングアーク1stのアンカーイベント「updataNOW23」へのご招待と、そのフィーチャーセッションに焦点を当てた内容をお届けします。

このイベントでは、これまでにビジネス書16冊を執筆しつつ、現在は、人材育成サービスを提供するグロースXで執行役員マーケティング責任者を務めている松本健太郎氏が「マーケティング」にスポットを当てたセッションを展開します。

そこで本記事では、松本氏が過去に発信してきたDX・リスキリング時代の「学びへの姿勢」と「キャリアへの向き合い方」、データ・ドリブン至上主義時代のデータとの向き合い方を基に、updataNOW23でのセッションの見どころやおすすめポイントを紐解いていきます。

これまで「株式会社ロックオン」、「株式会社デコム」、「グロースX」で形成したキャリアや思考を通じて、松本氏が私たちにどのようなメッセージや価値をもたらしてくれるのかを、探っていきましょう。

松本氏のキャリアは、デジタルマーケティングの効果測定ツールなどを提供する株式会社ロックオンからスタートしました。最初は営業職でしたが、技術職に転属以降はエンジニアとして約10年間、プログラマーやデータベースエンジニアなどを経験し、アドエビスの商品開発にも携わっていました。

その後、取得したビッグデータを活用するプロジェクトを社内で立ち上げることになり、データサイエンスの知識が必要だと感じて統計学・データサイエンスを学べる大学院に入り直しました。同社の中でデータサイエンティストとして業務した後、2018年からは、インサイトリサーチでヒットアイデアの開発を行う株式会社デコムのR&D部門に籍を置いています。

データサイエンスを学び、デジタルマーケティングという場で活動していたものの、デジタル、データだけでは、顧客や世の中へ提供できる価値は劇的には変化しないかもしれない、言い換えると「デジタル、そしてデータは万能ではないのではないか」という問題意識が芽生えていたそうです。

即ち、アイデア開発やイノベーション創出のプロセスにはデータだけでなく、「マーケティング」という補助線が必要ということをこのとき、わかりやすい具体例で松本氏は解説してくれています。

そして現在松本氏が執行役員を務めるグロースXでは、「網羅的・体系的に整理された、デジタル時代に必要なマーケティングに関する知識・具体例をインプットでき、かつチームのみんなと議論をしながら気付きを得られ、アウトプットする機会も提供するサービス」を提供しています。

このサービスは主に『企業内マーケティング部門(チーム)が、メンバーの育成に活用する』、『大企業・中小企業の「DX推進」に活用する』の2ケースで活用されています。

社内の業務効率化にも成功した企業は多いのですが、顧客体験向上には苦戦している印象だそうです。つまりDXを推進してみたけれど、実際のビジネス・利益にはつながっていない、即ち『日本のDXは本当の意味で進んでいない』のが実情と松本氏は感じています。

さらに松本氏は本当の意味でのDXを実現するには、マーケティングの知識がないとかなり難しいのではないか、洞察しています。

DX推進にあたって必要なマーケティングの知識や具体例を詳しく知りたい・理解したいという課題があり、一定規模以上の企業の場合、DX推進はCIO、CDOの管轄だと思いますが、どこかのタイミングからCMOも参画して推進されるDXに転換する必要があります。

松本氏は、そこの“補助線”をつくって皆様に気づきを与えるのが、自身の役割と自覚しており、マーケティングは、マーティング部に所属するマーケターや専門知識を提供するパートナーだけが実施すればよいものではなく、ある意味で「顧客理解」にも近しく、全てのビジネスパーソンに欠かせない教養となっているといえると述べています。

DX疲れ/進まないDXにマーケティングという補助線を引く」 では、DX白書2023のサブタイトル「進み始めた「デジタル」、進まない「トランスフォーメーション」」が象徴するように、DXは「デジタルという手段で顧客にどんな価値を提供するか、そのために私たちの組織をどうトランスフォーメーションするか」が問われるようになってきました。そのため「今までのアプローチでは上手くいかない」と悩む場面も増えていると聞きます。効率化や生産性向上の「デジタル」から、組織変革や新価値創造のための「トランスフォーメーション」を実現するために、現在のDX推進は大きく変化する必要があります。その1つの手段として「マーケティング」があると筆者は考えます。本セッションでは、データサイエンティストとマーケターのキャリアを活かしたDX推進方法と事例をお話します。

 

参加無料|「updataNOW23」10月31~11月1・2開催

10/31(火)~11/2(木)開催のデータでビジネスをアップデートする3日間のビジネスカンファレンス「updataNOW23」に松本健太郎氏も登壇。「updataNOW23」はウイングアーク1st社主催の国内最大級のカンファレンスイベントで、DX・データ活用を軸にした約70セッションと30社以上が出展する展示など、会場とオンラインのハイブリッド形式で開催されます。


DX疲れ/進まないDXにマーケティングという補助線を引く
DX白書2023のサブタイトル「進み始めた「デジタル」、進まない「トランスフォーメーション」」が象徴するように、DXは「デジタルという手段で顧客にどんな価値を提供するか、そのために私たちの組織をどうトランスフォーメーションするか」が問われるようになってきました。そのため「今までのアプローチでは上手くいかない」と悩む場面も増えていると聞きます。効率化や生産性向上の「デジタル」から、組織変革や新価値創造のための「トランスフォーメーション」を実現するために、現在のDX推進は大きく変化する必要があります。その1つの手段として「マーケティング」があると筆者は考えます。本セッションでは、データサイエンティストとマーケターのキャリアを活かしたDX推進方法と事例をお話します。

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