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おほん、みなさん、おはようございます。新米社員の時田大夢です。12月になりましたけど、2020年、やり残したことはありませんか?なんか僕的にはステイホームに始まって、鬼滅の刃を観て感動して、色々な場面に遭遇してぴえん、みたいな1年でした。
さて、「データは新しい石油」っていう話は結構前から言われていて、実はデータのじかんのコンセプチュアルな部分を支えている言葉だったりします。
データは貴重なエネルギー資源という意味にも取れるし、石油と同じように採取したそのままでは使えず、漏れるとなかなかマズイことになるっていうのも結構同じだったりするんですよね。
でも、このデータっていう資源が今の時代とってお金になるっていうんだから世の中わからないですよね。データを中心にビジネスをやっている企業といえば、いわゆるGAFAとかもそうですけど、AirbnbとかUberとかも結局データをやりとりするプラットフォームを作っただけでものすごい経済規模に成長してるわけですもんね。Airbnbは宿泊サービスなのにホテルも家も持ってないし、Uberはタクシーみたいなサービスなのに車所有してないっていうのがデータ社会の象徴みたいに感じちゃいます。
ちなみに、インターネットで買い物するだけでも、自分はこんな商品を購入するタイプの人間ですよっていうことをさらけ出しちゃってる側面はあるわけなんで、そんな情報とかメールやチャットでのやりとり、検索してる言葉とか見てる動画の種類とかそういうのを分析されたら、結構自分っていう人間がどんな情報で構成されて、どんなものを欲しがってるのかってくのも的確に当てられちゃいそうですよね。そう考えると、便利な反面、なんか悔しい気持ちになっちゃいます(笑)
実際、広告に表示される内容とか、レコメンドされる商品とか、いいところついてくるものもありますもんね。それを喜び勇んでクリックしちゃったりすると、そういう類の広告がどんどん増えていってしまって、なかなか中立性というか客観性のある情報にたどり着けない今日のこの頃の社会が出来上がって、分断が進行しちゃうんじゃないのかなって僕なんかはちょっと先回りして心配になってます。あ、こういうの僕みたいなマンガのキャラがエラそうに心配するような問題じゃないかもしれないですけど(笑)
まぁでも、データありきで回ってる経済が今では確実に存在していて、データがあることで生まれてきたビジネスとかもあるわけなので、それらをまるっと「データエコノミー」って言うらしいです。データの経済効果って今ではかなりの規模になっているので、昔みたいにスーパーの陳列を変えるのがマーケティングだ、みたいな話とはもう全然次元が違うところにいっちゃってますよね。よく例に出されてたビールとおむつ、みたいな。あと自分のデータはいったいどこまで自分のものなのか、みたいなのも結構曖昧ですよね。個人情報を開示した後、その個人情報がどこまで保存されていてどうやって使われているのかは完全にブラックボックスっていうか、全然わからないですもんね。そう考えるとデータエコノミー、便利なような恐ろしいようなぁ…。
あ、ちなみに、細井さんが最近登場してなかったのは単に作者が一時的に飽きてただけで、実際は特に女性読者からの評判が良いんですよ(笑)
そんな裏話はさておき、社会の分断に怯えたりデータの便利さと恐ろしさの両面を考えて萎縮したりと色々忙しい僕ですけど、実際は割とお気楽に元気でやってます。まぁ、マンガのキャラクターですからね。
先週のマンガを見逃した方はこちらをどうぞ。タイムくんの連載の1話目から読むにはこちらをどうぞ!「タイムくんの特集ページ」へはこちらから。今週も読んでくださってありがとうございました。それではみなさんまた来週!
(時田大夢)
May the data be with you! | データのじかんについて
イラストレーター:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業
デザイン制作会社にてグラフィックデザイナーとして勤務
2004年に独立、シュールな文章がクセになるブログやコミカルでカワイイLINEスタンプが好評。
イラストは漫画とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。
「データのじかん」はThe Data Empowerment Company「ウイングアーク1st株式会社」が運営するオウンドメディアサイトです。
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