【タイムくん 第189話】AIウォッシング | データで越境者に寄り添うメディア データのじかん
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【タイムくん 第189話】AIウォッシング

         

ここがポイント:世界初となるAIウォッシング4コママンガ!?


みなさん、おはようございます。そして、新年明けましておめでとうございます。ついに2025年になってしまいました。このマンガの連載が始まったのが2018年の12月だったので、なんと7回目の新年の挨拶ってことになります。まぁ、だからどうってことはないんですけど(笑)。

2018年入社のリアルヒューマンの方々におかれまして、今では立派に中堅どころに成長されていることとお慶び申し上げます。部下や後輩に尊敬の眼差しで見られているでしょうし、当時の日本ではAIって言ってもまだアマゾンのアレクサくらいだったので、そういう意味でも時の流れを感じずにはいられないですが、僕は昔も今も安定の新米社員のままです(笑)。時の流れも感じず今日に至ります(笑)。ちなみに、前進するにもエネルギーは要りますけど、同じ場所に居続けるのもそれはそれでエネルギーの要ることなので、読者のみなさんには解っていただきたいです。とはいえ、実際はできるだけ楽な方向に流されてるだけなのでなんとも言えないです(笑)。

それはさておき、今回はテーマはAIウォッシングの話がなんですけど、こういう話って結局多くの人が印象というか「っぽい」ものに惹かれちゃうっていう性質を持つ以上はなかなか改善されない問題な気もしますよね。何かのブランドのロゴを見てそのブランドを好きかどうかとかも、ポスターがカッコよかったからなんとなく良い印象を持ってる、とか、好きな芸能人がそのブランドの何かを使っているってインスタライブで言っていたので、自分も好きになったとか、そういうのって言ってみればブランドウォッシング、っていうかブランディングってそもそもそういうものなのかもです。海外で日本の中古車が走ってるのを見かけると、「〇〇有限会社」とか日本語のロゴが入ったまんまになっていて、なんで消さないかって聞くと日本語が書いてある方が日本からやってきた証になるし、結果それを見る人にとっては車のスペックが高そうに思えるから、とかそんな理由だったりすることもままあったりして、これって言ってみればその国ではジャパンウォッシングなのかも知れないですし、ちょっと前の日本だと、なんかアメリカのものはクールでカッコイイとか、欧米風の方が高級そうに見えるとか、そういうのっていくらでもありそうですよね。


まぁ、なので、AIが特別ってわけではないと思うんですけど、AIは特にブラックボックス化しがちですし、中がどうなってるのか分かり得ない分、悪用されるとAIウォッシングは結構タチが悪いかも知れない気がします。今この瞬間だと、例えばAI生成された画像かどうかってなんとなくわかることの方が多いですけど、それが本当に区別が付かなくなってくると、人間が作りましたアピールをすることの方が価値は高くなってくる逆転現象も起こりそうですよね。そうなると、AIウォッシングってもしかしたら一過性のものなのかもなって僕は思ってたりしますけど、AIウォッシングとか〇〇ウォッシングって概念自体は覚えておいた方がよさそうだなって思いました。

このマンガも、そういう意味では、ヒューマくんが登場することでAIを搭載したマンガって言えるような気もするので、初のAI搭載連載4コママンガ、みたいなことを言えるのかも知れないですけど、よく考えたら某未来から来た猫型ロボットのマンガの方がずっと早いし認知度も到底敵わないので、初のAIウォッシング4コママンガくらいの位置付けにしておこうかと思います(笑)。なんならこの記事もAIを活用しながら構成していると伝えておいて、実は中の人がみかん箱に置かれた原稿用紙に万年筆で書いてるっていうバックグラウンドもAIウォッシングマンガとしては必須かも知れないので、善は急げなのでとりあえずみかんを箱で買ってきてみかんを全部食べるところから始めたいと思います。

あ、ちなみに、人間ドリブンのこのマンガは中の人たちのスケジュール的な事情もあり、これまで月に2回の更新だったんですけど、今年から月1回の更新となります。基本的には第2月曜日、第2月曜日が祝日の場合は第3月曜日に更新予定です。第2月曜日も第3月曜日も祝日の場合は、ちょっと困っちゃうので、別途協議して対応を考えたいと思います(笑)。

そんなわけで、連載7年目の今年もどうかよろしくお願いします。それではまた来月お会いしましょう。さよなら!。

(時田大夢)

 


作者:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。

https://www.totsunet.com/
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