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データのじかんNews 2023年02月Part.01

データ活用・DXの最新情報を手早く知りたいあなたのために、データのじかんの最新記事を短信で紹介します!!

         

データのじかんを閲覧頂いているみなさま!!こんにちわ!!

【データのじかんNews】担当の畑中一平です。

この記事を執筆している2023年2月4日は、節分の翌日で、昨日は近所で「豆まき」が行われたらしく、朝散歩していると、道のあちこちに落ちている豆が目に留まりました。

節分の豆まきは、室町時代から続いているそうで、農耕民族である日本人は豆に神が宿ると信じており、豆をまくことで、魔目(鬼の目)を滅ぼすということが由来だそうです。

さて前回に引き続き、読者様がより便利に、より活用しやすく“データのじかん”を閲覧頂けるよう、過去1週間に公開された新着記事の短信をニュースとして、今回もみなさまにお届けしてまいります!!

第40回の2023年2月Part1では、2023年1月30日~2月3日までに【データのじかん】で公開された7件の記事についてご紹介します!!

まずは今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!

■トレンド

企業の価値創造の重要性が一層高まり、多くの企業が新たな商品やサービスのアイデアを出し、ビジネス創出に奮闘しています。しかし、アイデアや戦略だけで止まってしまい実現しないケースも少なくありません。そこで最近になって「プロトタイピング」という手法が、事業開発などのシーンにおいても注目されています。「絵に描いた餅ではなく食べられる餅を」と語るのは、IDEO Tokyoの油木田大祐氏です。プロトタイプの意義、そしてアイデアをスピーディーに形にし、実装するためには何が必要なのか、前編後編にわたり、油木田氏にお話しを伺いました。

プロトタイプの意義とは?IDEO油木田大祐氏に聞く –IDEO流「プロトタイプ」のススメ(前編)

 

昨年の11月より開催された『EdgeTech+』。『EdgeTech+』とはAI、プロセッサ、IoTデバイスなどのエッジコンピューティングの技術や応用分野に向けたソリューションを紹介する総合技術展です。現在は、2022年11月16日(水)~18日(金)におけるリアル会場での約120講演を週替わりで配信するオンライン会期の最中です。オンライン会期では、約300社のオンライン出展、製品/サービスなどの説明動画配信や、資料DLサービスを提供しています。

2/10までオンライン会期中 事業変革を推進するための最新技術とつながる総合展 「EdgeTech+ 2022」

■テクノロジー

みなさんは、2021年に最も多くサイバー攻撃を受けた国をご存じでしょうか。IBMのサイバーセキュリティ部門の報告書『X-Force脅威インテリジェンス・インデックス2022』によると、その答えは「日本」なのだそうです。東京2020オリンピック・パラリンピックが件数の増加に影響しているものの、日本が世界有数の‟標的”であることは間違いありません。今、サイバー攻撃に狙われやすい業界はどこ? 警戒すべき情報セキュリティ攻撃は?──こうした最新情報を押さえ、自社の情報セキュリティ強化に生かしましょう。

日本は世界一サイバー攻撃にさらされている! 狙われやすい業界やセキュリティ脅威のトレンドは?

 

アメリカの研究者は、2007年に「肥満は社会的ネットワークによって伝染する」という驚くべき研究結果を発表しました。この研究は、12,000人以上を32年間計測したデータを基に、誰と誰がどのような関係であるかを調査し、その結果を分析したものです。この論文では、ある人が太ると、その友人が同じように太る可能性は57%高くなり、兄弟間では40%、配偶者間では37%高くなると主張していました。しかも肥満の原因は、肥満遺伝子の有無より、その人の社会的なネットワークの強度の方が、はるかに高いそうです。しかし、この社会的ネットワークを上手く活用すれば、莫大な情報が溢れている現代社会でもサバイバルできるのです。

肥満が伝染するメカニズムと情報化社会のサバイバル術 –社会的ネットワークが与えるインパクト

 

ホフステードの6次元モデルは、人々の価値観が国民文化によってどのように異なるかを6つの次元(ものさし)でスコア化したものです。グローバルなスケールでデータを扱う際、特に人々の意識や動向に関わるものの場合は必須のデータベースといえます。さらに異文化間のコミュニケーションや組織マネジメントといった観点からも大きな示唆を与えてくれます。

国民文化をスコア化 ‐‐異文化の組織マネジメントに欠かせない ホフステードの6次元モデル

 

デザイン・コンサルティング会社IDEO(アイディオ)が2023年春「プロトタイプの学校」を開校させます。大学生と社会人を対象に、IDEOデザイナーなどが講師になり、実践的にプロトタイピングを教えるそうです。前編に続き、後編では、今なぜ、「プロトタイプの学校」を開くのか、また、どのようなカリキュラムが用意されているのかについて、開校準備に携わるIDEO Tokyoの油木田大祐氏にお話を伺いました。

アイデアを最短距離で実現する「プロトタイプの学校」が開校。 –IDEO流「プロトタイプ」のススメ(後編)

■ライフ

「ベスト・オブ・ブリード」とはシステムを構築する際、様々なベンダーの製品の中で、各分野で最も良いハードウェアやソフトウェアを選択することです。それに対し「スイート」とは企業内の情報システムをすべて同一ベンダーの製品でそろえる考え方を指します。今回のタイムくんでは、一長一短の「ベスト・オブ・ブリード」と「スイート」を漫画で分かりやすくお伝えします。

【タイムくん 第143話】ベスト・オブ・ブリード

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トレンド

プロトタイプの意義とは?IDEO油木田大祐氏に聞く –IDEO流「プロトタイプ」のススメ(前編)

2023.01.31 公開

データのじかんNews 2023年2月Part1 トレンド1

米カリフォルニア州の著名なデザイン・コンサルティング会社IDEO(アイディオ)

優れたデザインの製品やサービスを世に送り出しているだけでなく、企業のサービス、コミュニケーション、マーケティング、さらには企業の経営戦略をもデザインするコンサルティングで多くの顧客から支持されています。

IDEOは世界7都市で事業を手がけています。そのうちの一つがIDEO Tokyoです。

同社の油木田大祐氏も、自らデザインを手がけながら、デザイン思考について学ぶ機会を提供したり、モノづくりの価値を広めたりする活動にも取り組んでいます。

2/10までオンライン会期中 事業変革を推進するための最新技術とつながる総合展 「EdgeTech+ 2022」

2023.02.03 公開

IoTデバイスの増加により、データセンターやクラウド上で処理して生成するデータの量は増加し続けており、クラウドを形成するネットワークの帯域幅が限界に達しているケースは少なくありません。

エッジコンピューティングとは、クラウドの一部の処理をネットワークのエッジに移動させ、コンテンツキャッシュ、サービス配信、ストレージ、IoT機器管理などを代わりに実行する処理装置のことです。

『EdgeTech+』とはAI、プロセッサ、IoTデバイスなどのエッジコンピューティングの技術や応用分野に向けたソリューションを紹介する総合技術展で、現在は、2022年11月16日(水)~18日(金)におけるリアル会場での約120講演を週替わりで配信しています。

テクノロジー

日本は世界一サイバー攻撃にさらされている! 狙われやすい業界やセキュリティ脅威のトレンドは?

2023.02.01 公開

2021年、最もサイバー攻撃の対象とされた産業は、製造業でした。

『X-Force脅威インテリジェンス・インデックス2022』によると、これは同調査が開始されて以降初めてのこと。2020年までは2位の「金融・保険業」がトップの座を保ち続けていたのです。

「脆弱性の悪用」と深く結びついているのが、昨今のIoTやIT×OTソリューションへの注目の高まりです。関連する脆弱性の増加率は、IoTが16%、産業用制御システム(ICS)が50%とのこと。これは全体の0.4%を大きく上回る数値です。

つづくフィッシングは全産業の統計においてはトップの攻撃手法であり、不審なメールは開かない、IDやパスワードの使いまわしを避けるなど基本的なセキュリティルールの徹底・ガバナンスの強化が被害の防止に関わるでしょう。

社会

肥満が伝染するメカニズムと情報化社会のサバイバル術 –社会的ネットワークが与えるインパクト

2023.01.30 公開

2009年に出版された「CONNECTED」で、『肥満は社会的ネットワークにより伝染する』という事実が一般に公開されました。

ハーバート大学教授のN.A.クリスタキスとカリフォルニア大学教授のJ.H.ファウラーによる研究結果を基にしたこの書籍は、全米で大反響を起こし、ベストセラーとなりました。

その後、三つの研究チームが別々の集団で肥満の伝染を確認しているので、現在ではこれが定説となっています。

2020年の統計によると、アメリカの成人肥満率は 42% を超え、過去最高を記録しています。黒人の成人は49.6%、ラテン系の成人は 44.8% 、白人成人は 42.2%、アジアの成人は 17.4%です。しかも毎年着実に肥満率は上昇を続けています。

国民文化をスコア化 ‐‐異文化の組織マネジメントに欠かせない ホフステードの6次元モデル

2023.01.31 公開

オランダの社会心理学者ヘールト・ホフステード博士(1928 – 2020)は、1960年代の後半から「国民文化」という曖昧な対象をモデル化する研究に着手しました。

その成果は半世紀以上にわたって引き継がれ、現在ではホフステード・インサイツ・グループが100か国以上の国と地域の文化スコアを開発し、それを活用して企業などの組織のグローバル対応支援を行っています。

アイデアを最短距離で実現する「プロトタイプの学校」が開校。 –IDEO流「プロトタイプ」のススメ(後編)

2023.02.01 公開

2022年11月。東京都港区にあるIDEO Tokyoスタジオで3回にわたりワークショップが開催されました。

同ワークショップは「プロトタイプの学校」の体験授業です。プログラムは回ごとに独立しており、「実動アプリのプロトタイピング」「IoTデバイスのプロトタイピング」「AIを使った動画のプロトタイピング」がそれぞれ半日ずつ行われました。

このワークショップについて、IDEO Tokyo インタラクション・デザイン・リードの油木田大祐氏は次のように紹介しています。

「当社のニュースレターに登録している読者を中心に、限定的に参加者を募集しましたが、3回の合計で69人の方に参加いただけました。業種も年齢も異なるさまざまな参加者がチームになって試作品の製作や実装を行いました」

ライフ

【タイムくん 第143話】ベスト・オブ・ブリード

2023.01.30 公開

新しいシステムの導入って色々悩みますよね。どれをとっても帯に短し襷に長しっていうか、難しいですよねー。まぁ、そういう意味ではシステムとかテクノロジーに限らず、全てがうまくいくことって人生であまりないですよね。

何かを選ぶ時ってだいたい「使いやすさ」か「性能」か「価格」か、それとも「見栄えの良さ」のどれかだと思うのですけど、調べれば調べるほどよくわかんなくなっちゃうことがほとんどなので、結局最後はどれもこれも中途半端だけど一番有名なやつを選んじゃうって笑えるようで笑えないあるあるらしいです。

編集後記

今回のタイムくんでは「ベスト・オブ・ブリード」について紹介させて頂きました。

デジタル化が進む昨今において、多くの企業では、主に業務効率改善を目的に様々なクラウドツールやサービスを導入していると思います。

筆者が知る限り、「ベスト・オブ・ブリード」は中小企業が、それに対し「スイート」は主に大企業がよく採用するシステム構築方法と認識しています。

システム構築、ソフトウェアの導入において、資金力で大企業に劣る中小企業の多くは、コスト的なメリットを優先して、ベスト・オブ・ブリード的に、単機能で安価なソフトウェアを選定してしまうからです。

ある特定用途、機能を有したソフトウェアがリリースされた時点において、「ベスト・オブ・ブリード」は非常に効果的です。

ただ、ベスト・オブ・ブリード的にシステムを構築し続けていると、社内は様々なソフトウェアで氾濫状態に陥ってしまい、業務の複雑化や効率低下、コスト増に頭を抱えるケースは実は少なくありません。

一方「スイート」は、競合他社や単機能でリリースしているソフトウェアの利便的な機能を、追従するかのように、組み込む傾向があります。

「ベスト・オブ・ブリード」で組み込んだソフトウェアと同じ機能が「スイート」に組み込まれたからといって、「ベスト・オブ・ブリード」から「スイート」への切り替えには、運用方法の変更や導入コストの負担が強いられるので、実施には大きな決断を必要とします。

筆者の個人的な意見としては、一度はじめてしまうと「ベスト・オブ・ブリード」からはなかなか抜け出せない・・・というのが正直な印象です。

それでは次回もみなさま、どうぞ「データのじかんNews」をよろしくお願いいたします!!

(畑中 一平)


データのじかんとは?

データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。

越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。

 
 

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