データのじかんを閲覧頂いているみなさま!!こんにちわ!!
【データのじかんNews】担当の畑中一平です。
この原稿を執筆している2023年3月4日は、桃の節句、ひな祭りの翌日で、筆者はたまたま近所のスーパーで見かけた『ひなあられ』を40年振り?位に食べてみました。
日本のひな祭りは平安時代から行われてきた伝統行事で、女の子の成長を願う節句に定められたのは江戸時代以降だそうで、もともとは厄落としを目的に、人形を川に流していたそうです。
さて前回に引き続き、読者様がより便利に、より活用しやすく“データのじかん”を閲覧頂けるよう、過去1週間に公開された新着記事の短信をニュースとして、今回もみなさまにお届けしてまいります!!
第44回の2023年3月Part1では、2023年2月27日~3月3日までに【データのじかん】で公開された12件の記事についてご紹介します!!
まずは今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!
筆者もライターを務める年間約400万人に読まれる「データのじかん」のタイムくんが書籍化されるとのことで、一足先に読ませてもらいました。そこで今回、DXを推進する立場であった筆者自身の観点で、DXを推進する方、DXを学びたい方向けに書評をお送りします。
・「データのじかん」発&初となる書籍が4月5日に発刊 マンガで読むビジネス/DX用語辞典 『今さら聞けないDX用語まるわかり辞典デラックス』
公立病院の数は減らしていく、というのが2007年に策定した政府の方針です。新型コロナの流行が拡大中の2021年においても、政府はこの基本方針は変えませんでした。病院が減れば患者の利便性が悪くなるので、自治体からは強い反発が起きています。この政府方針は、46兆円にまで膨れ上がった医療費が、国の財政状況をひっ迫させているから、というのがマスコミの伝える一般的理由だそうです。そこで、病院の削減が迫られている理由と病院が減ることによって患者と病院にもたらすメリットなどをデータをもとに解説します。
・実は病院数は減らすべき?って声も。 ファクトで見る、迫られる病院の統廃合 その背景とその効果とは
著者・木下悠氏は、株式会社リクルートで企画営業に従事し、2万人の中から年間の10人に選ばれたそうです。その後、マクロミルで営業として大手食品・飲料メーカーのマーケティング支援に携わり、homie株式会社の執行役員を歴任しました。そんな著者の過去の経験と知識をふんだんに盛り込まれたのが「営業とは再現性のある科学」(日本実業出版社 2023)です。
・【書評】「営業」とは再現性のある科学 マーケター/CS/製品開発など あらゆる業種に共通する「営業」真理の解説書
セルフサービスBI製品「ThoughtSpot」(ソートスポット)は、検索機能とAI機能により、誰もが簡単に使いこなせてしまうデータ分析プラットフォームです。ウイングアーク1st株式会社は ThoughtSpot社と業務提携し、ThoughtSpotとDr.Sumを組み合わせるソリューションの提供を開始しました。なぜBI市場で競合する両社が業務提携に至ったのでしょうか。そこにはBIツール第3世代の次のトレンドが見えました。
・BIツール第4世代の波が来るか? ThoughtSpot×Dr.Sum×MotionBoard提携の可能性と ユーザー主語のBIツールの在り方
ホフステードの6次元モデルは、人々の価値観が国民文化によってどのように異なるかを6つの次元(ものさし)でスコア化したものです。グローバルなスケールでデータを扱う際、特に人々の意識や動向に関わるものの場合は必須のデータベースといえます。さらに異文化間のコミュニケーションや組織マネジメントといった観点からも大きな示唆を与えてくれます。
・国民文化の「権力」をスコア化すると日本はアジア最小。 リーダーシップのカタチとは ‐‐異文化の組織マネジメントに欠かせない ホフステードの6次元モデル
当協議会では「CIOの履歴書」と題し、CIOとして活躍されている方々の「CIOに至るまでのキャリア」、「CIOの後のキャリア」について迫りCIOのキャリアについて考察するとともに、読者の皆様に「CIOの魅力」をお伝えできればと考えています。 第9弾となる今回は、数々の国際機関を経て参天製薬株式会社CIOに就任された原さんのお話をご紹介します。 キャリアの軸にグローバルな社会課題への貢献を置かれている原さんのこれまでのキャリアやCIOに至った経緯、また、CIOというポジションの魅力についてお話しいただいています。
・特集「CIOの履歴書」 社会課題への貢献を軸にしたキャリア形成(前編) 参天製薬株式会社 原実氏
・特集「CIOの履歴書」 社会課題への貢献を軸にしたキャリア形成(中編) 参天製薬株式会社 原実氏
・特集「CIOの履歴書」 社会課題への貢献を軸にしたキャリア形成(後編) 参天製薬株式会社 原実氏
データのじかん週報では、データのじかんの編集部内で会話されるこばなしを週1度程度、速報的にお届けしています。「2023年3月2日付データのじかん週報」は、組織改革、新規事業の立ち上げ、データ活用の浸透……。なぜ、先頭に立つ人の多くが社内で「孤独」を感じてしまうのでしょうか。なかなか社内に理解してもらえないなら、いっそのこと外部からの評価で覆すのがむしろ「王道」なのかもしれません。今回は、そんな小話です。
・味方も実績も「外部」でつくるのが手っ取り早い? 組織シニシズム対策も適材適所 –データのじかん週報2023/3/02付
IDC Japan株式会社は2023年1月17日、製造業/流通業のDXをテーマとしたオンラインセミナー「IDC DX Industry Vision Japan 2023」を開催しました。ウイングアーク1stもパートナー企業としてセミナーに参加しました。IT調査・分析およびアドバイザリーサービスを提供するIDC Japanが考える「製造業/流通業に求められる取り組み」を振り返ってみましょう。
2要素認証とは、2つの要素を用いてユーザーを認証する仕組みを指します。今回のタイムくんでは、この『二要素認証』について、漫画で分かりやすく紹介します。
いまやテレビを付ければ様々な商品がランク付けされ、1つの番組として成立している時代。都道府県ですらランキング化されています。ブランド総合研究所が発表している「都道府県魅力度ランキング」もその1つ。以前、某県知事がランキング結果に対して法的措置を検討すると発言したことも話題となりました。世間の注目度も高いこのランキングですが、まずは2022年10月8日に発表された最新のランキングを見てみましょう。
・都道府県「幸福度」ランキングに都道府県「魅力度」ランキング。乱立する都道府県ランキングを比較してみたら…
データのじかんNewsのバックナンバーはこちら
2023.03.03 公開
さすがにIT用語としてのDXを「デラックス」と読む人はかなり少なくなっていると思いますが、かつては結構いたのです。
というのも、筆者はもともととある組織でDXを推進する部署におり、DX推進計画などを作っていました。その課では他部署との調整なども行っていたのですが、「デラックスって結局なんなの?」と質問してくる同僚が意外とたくさんいたのです。(記事に続く・・)
2023.02.27 公開
総務省は、2007年に「公立病院改革ガイドライン」、2015年に「新・公立病院改革ガイドライン」を策定し、公立病院の赤字解消を目的として病床削減・病院統廃合を、地方自治体に求めてきました。
この方針は、グラフにあるように医療費を含む社会保障費が急拡大して、日本の財政をひっ迫させる主たる原因となっているからです。日本は高齢化が急速に進み、少子化による若年層の減少によって労働力の減少化も進んでいます。
このままでは財政破綻は避けられないので、医療費の伸びを少しでも抑えようとしています。
2023.02.27 公開
企業の優位性とは、取り扱う商品力とその商品の良さをプレゼンする営業力を掛け合わせた物だと著者は言います。
そして、その商品力にそれほどの差を出しづらくなってきたのが現代です。洗剤一つとっても、どの商品を選んでも特に不満のない程度に衣類の汚れは落ちますし、どのメーカーのテレビでも番組を見るのに支障はありません。
そんな時代だからこそ、消費者は各社の営業力によって商品を選ぶ確率が増大していきます。極端に言えば、営業力のみで商品を選ぶことも多々あるでしょう。そして、その営業力にはだれでもいつでも使える科学的な法則があるというのです。
営業とは、属人的な能力で成果が出るものではなく、どんな時でも成果を出し続けられる法則が存在し、本書は、その法則を詳しく解説する内容となっています。
2023.02.27 公開
2023年1月18日、株式会社ジール(以下、ジール社)が「世界最先端セルフサービスBIを活かすのは、あの国産分析用データベースとBIダッシュボードだった! ThoughtSpotとDr.SumとMotionBoard、この奇跡の邂逅(かいこう)がもたらすものとは?」と題したウェブセミナーを開催し、「ThoughtSpot×Dr.Sum×MotionBoard」連携の可能性について紹介しました。
2023.02.28 公開
前回はホフステードの6次元モデルの概要を紹介しました。今回から、個々の次元(ものさし)についてみていきましょう。
まずは、第1の次元「権力格差(Power Distance)」です。モデルを開発したホフステード博士はそれを次のように定義しています。
「権力格差とは、それぞれの国の制度や組織において、権力の弱い成員が、権力が不平等に分布している状態を予期し、受け入れている程度である」。
言い換えれば「人間の間に不平等が存在するのはおかしいから、最小限にすべきである」と考えるのか、それとも「人々の間に不平等があることは当然だし、望まれてもいる」と考えるのかの違いですね。
2023.03.01 公開
CIOに至るまでのキャリアについて、原氏は、ファーストキャリアのNECに就職された際の考えを以下のように述べています。
私がキャリア形成においてこだわっているポイント、キャリアの出発点は、「食糧問題、貧困、公衆衛生、環境問題等たくさんあるグローバルな社会課題に対して、積極的に貢献できる仕事がしたい」ということで、若いころから一貫しています。
学生時代から考えていたものの、それが国連のような国際機関なのか、NGOなのか、JICAなのか、あるいは開発に関わっている民間企業なのか、色々な形がありましたが、何らかの形で身を投げ出してどっぷり入り、手を動かして貢献したいと漠然と思っていました。
2023.03.01 公開
現職のCIOに至った経緯について、原氏は、民間企業に移られたときの考えを以下のように述べています。
国際貢献の夢を諦めたのかと思われる方もいますがそんなことはありません。
持続可能な開発目標(SDGs)には17個のゴールがあり、その17番目のゴールはグローバルパートナーシップの強化となっています。SDGsのコンセプトの前身はミレニアム開発目標(MDGs)というフレームワークがあったのですが、その頃は、国際機関あるいはJICAのようなODA機関等の国際開発に取り組む機関自身が、なるべく自分たちでリソースを確保して、プログラムを実装する形の活動が多かったようです。
そのときの反省点は、そのやり方ではスケールしないし持続可能ではないということでした。民間企業を含めありとあらゆるプレイヤーを活用して国際的な課題を解決していかないと、とても追い付かないということでSDGsのゴールの17個目に“パートナーシップ“が組み込まれました。国際機関が全て自分でやるのではなくて、プレイヤーを巻き込んで取り組んでいくということです。
2023.03.01 公開
IT部門の拠点グローバル化の構想が始まったタイミングについて、原氏は、以下のように述べています。
前任のCIOがかなりグローバル化を進化させていました。
その形態は、日本にCIOとIT幹部層がほぼ全員いて、グローバルの各拠点にIT部門の延長の組織があり、各拠点を日本から統括して回していく日本企業の標準的なグローバル化の形態で、これまでの当社のITにおいては最適解だったと思います。しかし、次期長期ビジョンに合わせた戦略を展開していくためには、その延長には限界があると感じました。
2023.03.02 公開
先週、DX共創ラボin九州コミュニティ主催「福岡 地域DXシンポジウム」で講演をさせていただきました。そのときに一人の方と出会い「ぜひ今後、改めて取材したい」と感じました。
その方は同シンポジウムの事例発表した福岡運輸株式会社の情報システム部門の方で、物流情報プラットフォーム「TUNAGU」のプロジェクトを立ち上げから1人で担っていました。
2023.02.28 公開
講演「デジタルファースト時代における持続可能なデジタルビジネス確立に向けて製造/流通業に求められる姿勢」では、IDC Japan株式会社の敷田康氏が日本企業によるDXの現況と課題を取りまとめました。
IDC Japanは本セミナーに先駆け、参加企業(製造業・流通業)に対するDX取り組み状況のアンケート調査を行っています。それによると「一部のビジネス・業務の中に組み込まれている」とする企業が半数を占めるなど、全社に範囲がわたるDXの推進はまだ限定的のようです。
2023.02.27 公開
こういうセキュリティ系のお話って、どこまで行っても鍵屋と泥棒との知恵比べ的な感じになってしまいますよね。
でもって、立派すぎる鍵をつけてしまうと、鍵を紛失した家主が家に入れなくなるっていう目も当てられないレ・ミゼラブルが待ち受けているので、それをなんとか回避するために出てきたのがこの二要素認証なのかなって思っています。
オンラインバンキングも最初はカードに書かれたセキュリティコードを入力してください、っていうシステムだったのに、いつのまにかリアルタイムでどんどん変わっていくセキュリティコードをスマホで見て入力するシステムに進化していて、僕くらいの年齢でもちょっと頑張らないとついていけない感じなので、高齢者の方とかはなかなか大変な世の中なんじゃないのかなって気もしています。
2023.03.03 公開
都道府県魅力度ランキングは、47都道府県と国内1000の市区町村を対象に、全国の消費者3万4768人の有効回答(インターネット調査)を集計したもの。「各自治体について、どの程度魅力を感じますか?」という問いに対して、「とても魅力的」100点、「やや魅力的」50点、「どちらでもない」「あまり魅力を感じない」「全く魅力的でない」0点という風に点数で回答してもらいます。それらを加重平均して算出しています。
今回、「データのじかん」発&初となる書籍が4月5日に発刊 マンガで読むビジネス/DX用語辞典 『今さら聞けないDX用語まるわかり辞典デラックス』という記事を紹介させて頂きました。
データのじかんで隔週で刊行している『タイムくん』は筆者もファンで、単なるDX用語の解説だけでなく、幸も不幸もあるオチにクスっとできて、トツカケイスケさんの4コマイラストも毎回楽しみにしています。
そんなタイムくんが書籍化されるとのことで、及ばずながら筆者も校正に参加させて頂きました。
記事でも紹介しているように、DXはこれまでにない全く新しい取り組みで、社会実装のフェーズにおいては、まだまだ黎明期のため、成功事例も少なく、『正確にイメージすることの難しさ』に課題があると筆者は認識しています。
DXを身近な事例で比喩し、それを文書でなく、漫画というビジュアルで伝えた本書が、遅れていると言われている日本のDXを後押ししてくれれば?と期待しています。
それでは次回もみなさま、どうぞ「データのじかんNews」をよろしくお願いいたします!!
(畑中 一平)
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