


みなさん、おはようございます。
今日は2025年12月8日なわけですけど、実はこのタイムくんの連載が始まったのが2018年12月3日だったんですよね。実に丸7年もマンガの主人公っていう大役を仰せつかってきたわけなので、緊張の連続の中で日々を送ってきたのか、というとそんなこともなくて、僕なりに新米社員としてできることはやる、できないことは他の人に任せるっていうスタンスでやってきちゃいました(笑)。それでも振り返ってみると、この7年間ってデータ界隈にとっては激動の時期だったわけで、「データ活用をやった方がいいですよ!」程度というか、今にしてみればゆるゆるなことを言ってた時期から、ビッグデータやLLMの活用、更にChatGPTの登場以降はAIのプロンプトをどうすれば効率的に求めているものを引き出せるかっていう、データの活用方法も進化したり明確化したり急速に変わったなぁと感じてます。人間にすると小学生が大学院に入るくらいの成長を遂げたような。ま、そう考えると7年って、小学校6年生が成人するくらいの期間なので、ある意味当然なのかも知れないですけど。ちなみに、漫画アルアルで、連載当初と今では顔や頭身が少し違うのもなんか小恥ずかしかったりします(笑)。
こういう時代の流れっていうか変化っていうのは、考えてみればなかなか不思議なもので、その中にいる時は当然のように感じてたりするわけですが、一つずつの小さな変化が積み重なって大きなうねりになって時代が作られていくものなんだなぁってのをこの7年を振り返るとしみじみと感じちゃったりします。一つずつの変化だったり、一人ずつが感じてることに方向性とか明確な目的とかはないはずなのに、なんとなく多くの人たちが同じ方向を目指して進んでくってことこそが、最終回のテーマでもある「スウォームインテリジェンス的なもの」なんじゃないかなぁって、ちょっぴりおセンチな気持ちと共に考えてたりします。
そういう意味ではうちの会社の多種多様なキャラとか、今までマンガのテーマとして扱ってきた様々なキーワードやコンセプトとか、全てがこの7年間を象徴するような存在だったのかも知れないです。そんな中で、時代の変化にもめげず、会社の組織変更や新卒社員の入社、はたまた令和の米騒動の中での古米・古古米・古古古米という新米への対抗馬が現れても、僕としては新米社員という立場に最後の最後まで甘んじて生き続けた僕の精神力の強さを褒めて欲しいです(笑)。
そんなわけで、これで連載という形は終わりますが今生の別れというわけではなく、今後は不定期で登場するかもしれませんので、どうかタイムくんロスで会社を休んじゃったり、生き甲斐をなくしたりせず、涙を拭いて前を向いてください。といっても、実際は今後のことは未定というか、宙ぶらりんな状態にはなりますが、とりあえず来月再来月あたりまではなんとなくゆったりまったりして、温泉でも行って7年間の疲れを癒したいと思ってます。どれだけ時が流れても、サザエさんでお馴染みのタラちゃんやイクラちゃんが幼児のままでいるように、僕も漫画という世界の恩恵を受け、新米社員の心意気でまたみなさんの前に帰って来たいと思います(笑)。あ、あと連載が終わるからと言って、ブロードウェイミュージカルのオファーやハリウッドでの映画化の夢を決してあきらめたわけではないです。なんなら主演トム・クルーズでNetflixから世界同時配信される1エピソード1時間超えの実写版ドラマシリーズ化なんかもいいかも知れないです。ま、それが無理なら地方のローカルテレビ局のニュースの最後あたりに流れるミニ番組枠とか、どこかのYouTubeチャンネルでほとんど動かないようなセリフだけの60秒程度のアニメーションシリーズでも、ご依頼があればいつでもお声がけください(笑)。
それでは、7年間ありがとうございました!さよなら!
(時田大夢)

作者:トツカケイスケ
埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。
普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。
https://www.totsunet.com/
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