11月23日は勤労感謝の日でしたが、翌日の11月24日も有給でお休みを取得するなどして、この週末は多くの方が4連休を満喫されたのではないでしょうか?
筆者も11月23日は天候が良かったこともあり、車で遠方まで「紅葉狩り」に行ってきました。
ところで皆さん、紅葉を見に行くことをなぜ「狩る」と表現するかご存じでしょうか?「紅葉狩り」という表現に「狩る」という言葉が使われるのは、日本古来の言葉遣いに由来しています。昔の日本では、自然の中で何かを楽しむ行為に対して「狩る」という言葉を広く使っていました。これは文字通りの狩猟(動物を捕ること)だけでなく、自然の美しさを「追い求める」「楽しむ」という意味で使われていたのです。
「紅葉狩り」に似たものとして桜の花を観賞する「花見」が思い浮かびますが、「花見」の場合も「花見狩り」と表現することもあり、この場合、桜の花を愛でる行事を指すそうです。
それではまず、今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!
毎年、さまざまなメディアが独自の視点で発表する全国の「住みやすい街」ランキング。タイトルは若干異なるものの、都道府県を対象にしているものもあれば、市町村の住みやすさを順位付けしたものもあります。こうしたランキングを少しでも見たことがある人なら気付くことがあります。一つは各メディアのランキングの上位が毎年あまり変化しないこと。つまり、誰もが「住みやすい」とイメージするエリアが毎年ランクインすることです。そして、もう一つは、結果にバラつきがあることです。もちろん、こうしたランキングの背後には住宅・不動産業界をバックにした商業メディアの存在があることは百も承知です。それでも、こうしたランキングがどのように作り上げられているかを紐解くことで見えてくるものがあります。
・毎度話題の「街の幸福度ランキング」‐‐本当に「住みやすい街」に住めばみんな幸せになれるのか?
8月26日、日本では75年ぶりとなる新たな路面電車「宇都宮ライトレール」が開業しました。75年ぶりということもあり、全国的に注目されていますが、宇都宮に続く路面電車が開業しそうな都市はあるのでしょうか?
・75年ぶりの新たな路面電車「宇都宮ライトレール」。次なる「最有力都市」はどこだ?
カタログとは、一般的に企業が顧客向けに作成するものであり、主な目的は商品やサービスの選択・注文を促すことにあります。例えば消耗品や家具、宿泊ホテルなどの商品を扱うもの、企業の事業内容が掲載されたものもカタログと呼ばれるものです。そして、データ利用者向けに特定のデータを整理して書き並べたものに、データカタログがあります。本記事ではデータカタログについて解説します。良いデータカタログと呼ばれるものにはどのような特性があるのか。データカタログの作り方や、よく用いられるツール、マネジメントの観点でも押さえていきますので、ぜひ参考にしてください。
・データカタログとは|作り方や代表的なツールとデータマネジメント・メタデータとの関連性
仕事の生産性や競争力に革命的な影響をもたらすとして生成AIやLLMに注目が集まっています。一方で、日本の組織の72%がChatGPTなどの生成AIアプリケーションの使用禁止を実施、あるいは検討しているという調査結果(BlackBerry Japan社調べ、2023年9月7日発表)も。その理由としては、サイバーセキュリティの問題や著作権侵害への懸念が挙げられていますが、「AIのハルシネーション」によるデマや誤った情報の拡散も、生成AI活用に歯止めがかかっている要因のひとつではないでしょうか。ハルシネーションって? と疑問に思った方もすでにハルシネーションについてある程度ご存じの方も、本記事で実例とともにAIのハルシネーションとは何か、どのような対策が進んでいるのかや、その可能性などを押さえましょう。
・AIが賢いからと言って鵜呑みは危険!?「AIのハルシネーション」とは?
日本の人口が集中する首都圏。この数年、注目を集めるのが、不動産市場です。特に都内の不動産は、住宅需要が非常に高く、不動産の価格も高騰していると感じます。こうした、不動産市場の動向は人々の生活やワークライフスタイルに直結するだけでなく、国内の住宅ローンや金融政策にも大きな影響を与えています。そこで今回は首都圏の不動産市場について、2010年代以降の推移をデータで見ていきます。
・【2023年最新】首都圏の不動産価格はこの十年でどう変わった? 2009年からの推移を探る
企業内研修や異業種交流など、ワークショップは多くのビジネスパーソンにとってなじみ深いものだと思います。しかし、その一方で、「その場では盛り上がったけれど、それが仕事にどうつながったのかよくわからない」といったネガティブな捉え方があることも事実です。そこで、このレポートではビジネスにおけるワークショップの適切な使い方とその限界について考察していきます。
・ワークショップの「Pros & Cons(賛否両論)」適切な使い方とその限界とは?
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2023.11.23 公開
そもそも、この記事を書くきっかけとなったのは、2023年8月に日経BP総合研究所が発表した「シティブランド・ランキングー住みよい街2023ー」でした。
私が住んでいる福岡県太宰府市が11位にランキングしたため、長く太宰府市に住んでいる友人たちにこのニュースを振ってみたところ、彼らの注目度が低いだけでなく、その多くが「住みやすいと思わない」という反応だったことです。私個人は太宰府市に住んで1年ほどですが、「住みやすさ」を感じていたため、彼らの反応は意外でした。
それからしばらくして、さらに驚くべきことがありました。2023年10月にはブランド総合研究所が「都道府県魅力度ランキング2023」を発表しましたが、佐賀県が46位(2022年は最下位)だったのです。
私は佐賀県に住んだことはありませんが、福岡県からアクセスしやすいこともあり、たびたび訪れては物価の安さ、食べ物の美味しさ、自然の素晴らしさ、文化の豊かさに感動していたため、「魅力度ランキング」の結果にショックを受けてしまいました。
2023.11.24 公開
「宇都宮ライトレール」は栃木県宇都宮市と隣町の芳賀町を結ぶ全長約15キロの路で、宇都宮東口駅~芳賀・高根沢工業団地間を約50分で結びます。
「宇都宮ライトレール」は75年ぶりとなる新たな路面電車の路線ですが、旧来の路面電車とは大きく異なります。日本初となる全線にわたり次世代型路面電車システム「LRT」で整備されている点が大きな特徴です。
「LRT」とはLight Rail Transit(ライト・レール・トランジット)の略称で、ノンステップ型の超低床路面電車だけでなく、軌道や停留所の改良により、より乗りやすい路面電車となっています。
2023.11.22 公開
データカタログとは、企業が扱うメタデータを集約して、一元的に管理するカタログ(目録)です。同じくデータを一元的に管理するデータレイクと異なる点としては、データ構造ごとにデータを管理している点が挙げられます。
データカタログは、データ利用者が必要なデータを、容易に、正確に、取り出せることを期待されて使用されるものなので、データの用途を理解した上で、カタログに持たせるべきデータを選定し、管理する仕組みが必要だと言えるでしょう。
2023.11.24 公開
AIのハルシネーション(Hallucination:幻覚)とは、「生成AIがまるで幻覚を見たかのように誤った情報を出力する現象」を指します。
例えば、生成AI(ChatGPT-3.5)に『オンプレミス回帰とは何かについて説明してください』と質問すると、統計学・データ分析の用語として説明したりするのですが、コチラの記事で詳しく解説している通り、オンプレミス回帰とは、「クラウドの利用をやめ、ITインフラやデータを自社で管理する環境へ回帰すること」であり、統計学・データ分析の用語に「オンプレミス回帰」などという言葉はありません。
「回帰」というフレーズだけを拾って、ChatGPTがもっともらしい回答を捏造したのです。
2023.11.20 公開
首都圏の不動産価格が上昇傾向にある、ということはなんとなくわかっていても、実際の数値の変化を追うのはなかなか難しいものです。そこで今回は、新築マンションというカテゴリでの不動産価格の推移を見ていきます。
首都圏全体で、不動産価格は増加傾向が見られ、特に、2020年代以降、都区郡(東京23区)の新築マンション価格が急騰しています。
こうした背景には、
・タワーマンションなど超高層ビルの多い23区は、ウッドショックやウクライナ侵攻など、建築資材の高騰の影響を受けやすいこと
・海外からの需要もあり、高級志向のマンションが増加していること
・東京23区内の不動産の資産性の高さについて認知が広がっていること
・低金利が長期化する一方、夫婦共働きでダブルインカムの家庭が増加し、住宅ローンの借入額が増加していること
など複数の要因があると考えられます。
2023.11.25 公開
ワークショップを疑問視する声は、その効用がおよぶ範囲と、目的があいまいなまま進められることに起因していると思われます。そこで、先ずワークショップには何ができて、何ができないのか、その効用について整理するところからはじめましょう。
ワークショップ(以下、WS)のキーワードのひとつが「ダイアローグ(dialogue)」です。一般的には「対話」と訳され、これに対比されるのが「ディスカッション(discussion)」つまり「議論」です。日本語では、必ずしも明瞭に区別されませんが、語源に遡ると全く異なった背景を持つ言葉であることがわかります。
上記の定義にならってdiscussionを直訳すると「徹底的に打つ・徹底的に叩く」という意味になります。「叩打=パーカッション」や「衝撃=コンカッション」と同じ語源を持っており、互いの考えをぶつけ合うことを意味します。交渉(negotiation)も典型的な議論のひとつです。そこには、往々にして勝者と敗者が生まれてきます。
データのじかんの大川が「主筆の週報」として上司である野島編集長への週次レポートをメルマガで公開!
北海道・釧路で「道内製造業のためのデジタル活用人材育成講座 in 釧路」を実施しました。デジタル化のアイデアワークショップを3時間かけて行いました。ワークショップは毎回ブラッシュアップしていますが今回のやり方で定型化出来るように思いました。また、取り組みが釧路新聞さんに紹介して頂きました。
https://kushironews.jp/2023/11/27/470432/
今週金曜日に東京ビッグサイトで開催される日刊工業新聞主催「kokokara fair」のトークセッションに登壇します。
先日オープンした麻布台ヒルズで行われる「ROCKET PITCH NIGHT AUTUMN 2023」を聴講します。
今回は『ワークショップの「Pros & Cons(賛否両論)」適切な使い方とその限界とは?』という記事を紹介させて頂きました。
筆者はエンジニアリング業界に身を置いているのですが、製品の開発や設計を進めるにあたっては目標達成のために計画や方法を立案する『ストラテジ』というプロセスがとても重要で、これを実施するには利害関係者との対話や議論を経て合意を得ることが求められます。
エンジニアという職業は、個人が黙々と製図したり、プログラミンを記述したりしているだけの印象が強いのですが、チームメンバーやプジェクトリーダーへのプレゼンやレビューといった対話や議論が課せられる業務も実はかなり多い職業なのです。
以前はエンジニアの教育の一貫として、記事中で紹介しているような『ワークショップ』は頻繁に開催されており、エンジニア同士の対話や議論のスキル向上に繋がる機会が非常に多かったと思います。
また記事中で紹介しているように多くの人が『ファシリテーター』をできるようにする風潮が以前はもっと強く、結果として現場を牽引する人材やプロジェクトをまとめるリーダーなどの育成に繋がっていたのではないか?とこの記事を読んで思いました。
この『データのじかんNewsの編集後記』でも何度かお話させて頂きましたがエンジニアリングの現場において、労働時間の削減、生産性の向上への取組みが進む中、効果が検証し難い『ワークショップ』といった人材育成の機会は激減し続けています。
この影響なのか、それに伴い、ここ数年、対話や議論を軸に、臨機応変・適材適所で業務に対応できる人材が激減しているような気がしています。
とはいうものの、対話や議論ができるエンジニアの需要は高く、現場では重宝され続けています。
即ち、必要なのにそれを補填、補充、拡大する取組みがとてもチープというダブルバインド的な状況に陥ってしまっているのです。
企業は対話や議論ができる人材のメリットにもっと目を向け、ワークショップといった人材育成の手段を活用するようになれば?と思います。
それでは次回もみなさま、どうぞ「データのじかんNews」をよろしくお願いいたします!!
(畑中 一平)
データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。
越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。
(畑中 一平)
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