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だが、この手のテクノロジーが農業で使われるようになったのは、つい最近のことだ。実際、テクノロジーやデータを使って農場を管理している農家は少しずつだが増えつつある。例えば、ベジタリア株式会社は「経験戦」ではなく、「情報戦」で農業に挑んでいるベンチャー企業だ。フィールドサーバと呼ばれる屋外モニタリングシステムを活用し、温度・湿度・照度・降雨量・風向・風速・土壌温度・含水率・EC・CO2濃度(ppm)などのデータを常に測定している。従来は農場に足を運ばなくては得られなかったデータを数値化してスマートフォンからモニタリング。

また、農業現場で蓄積されたデータを分析することで、病害虫の発生を抑え、最適な栽培環境の実現を目指している。データが数値化され、蓄積されていくことで、将来的には作物の品質をより向上させ、収穫量を増やすこともできるようになるだろう。

IoTで牛の体調管理

デザミス株式会社がNTTテクノクロスと共同で開発したU-Motionは、専用のセンサーを使って牛の行動を24時間観察してくれるモニタリングシステムだ。

加速度センサー・気圧センサー・位置検出センサーなど複数のセンサーを使って牛の行動をモニタリングするため、「採食、飲水、反芻、横臥、起立、歩行」などの行動を幅広く測定することが可能だ。これにより、発情だけでなく、体調不良の予測までをも可能にしてくれる。

また、出荷間際になると牛は体重が900キロを超え、体重が重すぎて起き上がれない、という状況になることがしばしばある。この起立困難な状態が長く続くと死に至ることもあり、かねてから問題視されていたが、全ての事故を防ぐことは困難だった。U-Motionは起立困難な状態の牛を検知し、携帯電話へアラートを飛ばすことができるため、迅速な対処が可能となり、事故防止のために頻繁に行っていた見回りの手間も省くことが可能となった。

古い機械でもIoT化できる!?

上記の例の場合は、機械を新しく導入することでIoT化が実現されているが、工場などの場合、数多くの機械がすでに導入されていて、その全てを入れ替えるわけにはいかない、または機械が古く、データを出力できない、という場合も多々ある。

そんな場合に役に立つのが、ウイングアーク1stのブースで紹介されていたカメラを使って数値を読み取る「SOFIXCAN Ω Eye(ソフィックスキャン・オメガ・アイ)」だ。これはカメラが読み取った映像から文字を認識し、データ化してくれるので、カメラを取り付け、操作パネルを撮影するだけでどんなに古い機械でもネットワーク接続が可能となる。これにより、異なるメーカーの機械でもネットワーク化でき、パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどによる遠隔監視が可能となる。


まとめ >>

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