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【タイムくん – 第21話:MaaS(マース)-交通とIT- 】

         

ここがポイント:MaaSの取り組み始まりマース。


 

みなさん、どうもおはようございます。平成最後の時田大夢です。


ところで知ってましたか?『MaaS』って単語でグーグル検索すると去年の9月にこのメディアで公開したデータのじかんの記事が、国土交通省のMaaSの説明ページの次に表示されることを。

公開当初はさほど注目されてなかったですけど、最近ではMaaSの話題がニュースで取り上げられることが続いたので、急に注目されてるみたいです。データのじかん的にはとってもウェルカムな現象です。みなさん、ようこそデータ活用の世界へ。と、軽く自慢しちゃいました(笑)

 
 

ちなみにMaaSは”Mobility as a Service”の略で、移動手段をサービスとして提供する仕組みのことを指します。運行状況や交通情報をクラウドで管理して、目的地までの最適な交通手段を選んでシームレスに繋いでくれるんです。

首都圏でも三井不動産がフィンランド発のサービスWhimのMaaS Global(MG)と提携してMaaSの実証実験がそろそろ開始されるみたいですね。大手自動車メーカーとかもMaaSへの参加を表明したりしていてますます盛り上がりを見せそうです。

移動手段の選択肢が色々増えるってことは基本的には良いことなんじゃないかなぁ、って僕なんかは思ってます。例えば、都内で最近よく見かける赤いシェアサイクルとかもうまく活用すればとても便利ですし。

ニューヨーク帰りのうちの社長は、口癖のように「ニューヨークではどこへ行くのもUberだ」って言うので、使い方を教えてもらって初めてこの間使ってみたんですけど、迎えに来る車の現在位置がリアルタイムで分かるので、どのタイミングで外に出て待ってればいいか正確に把握できたり、運転手さんがどんな人でどんな車で迎えに来てくれるのかが事前に知れたり、行き先もスマホで入力してあるので間違いもないし、カード決済なので現金のやりとりがないキャッシュレス清算で一連の流れがとてもスムーズ!「おお、ちょっと未来な体験」って思ってワクワクしちゃいました。Uberアプリは自動車の送迎だけですけど、それに電車やバス、タクシー、飛行機、船とか全ての移動手段の予約がまとめて1つのアプリで出来れば、ほんとに便利ですよね。Whimみたいに定額制になると、移動コストを逐一考えなくてもいいですし、経費の清算もすごい楽になりますね!

社長の話によると、ニューヨークのタクシー事情もUberが登場してからすごく変わったらしいですね。これまではタクシー会社勤務だった運転手さんが、Uberドライバーとして独立した事業主になり、彼らの生活も豊かになったそうです。で、利用者が個々のドライバーのレビューを書けるシステムになっているので、サービスの質も飛躍的に向上したらしいです。

かつては「態度が悪い」が代名詞だったニューヨークのイエローキャブのタクシー運転手もそれに伴って様変わりして、サービスを受ける側としては良いことの連鎖になってるそうです。こういうのってちょっと大げさかも知れないですけど、テクノロジーやデータがもたらした人類の進化ですよね。ニューヨーク…僕もいつか行ってみたいなぁって思いました。そして、これからもUberを使ってみようと思ってマース。

それではまた来週、月曜日の朝にお会いしましょう!先週のマンガを見逃した方はこちらをどうぞ。1話目から読むにはこちらをどうぞ!「タイムくんの特集ページ」へはこちらから。

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MaaSとは、Mobility as a Serviceの略で、日本語にすると「サービスとしての移動」となります。個々人の移動を最適化するために様々な移動手段を活用し、利用者の利便性を高めるものです。バス、電車、レンタカー、タクシー、レンタサイクル、飛行機などあらゆる交通手段がニーズに合わせてパッケージ化され、定額で提供される、というサービスになっています。これにより、人は車を所有することから解放され、より多くの自由な時間を過ごせ、駐車場として使っていたスペースを別の用途に活用でき、環境汚染を減らし、不要な出張を減らし、通勤の質を向上させ、車の故障などのトラブルに悩まされることもなく、結果としてより自由な人生を楽しむことができる、というコンセプトです。

Whimとは、フィンランドの首都・ヘルシンキにおいて世界で初めて実現したMaaS(Mobility-as-a-Service)です。ベンチャー企業「MaaS Global」がサービスを提供しています。Whimは2016年にヘルシンキにて実証実験を行った後、正式にサービスを開始しました。毎月定額もしくはその都度お金を払ってポイントに換え、ポイントを利用することで、いくつかの交通手段から最適な移動ルートを自動検索し、私たちを目的地まで運んでくれます。予約から決済まで一括して行えるのがメリットです。利用できる交通手段は、電車やバスのほか、タクシー、バイクシェアなど。ユーザーがスマホアプリを提示するだけで、交通手段を利用できるようになっています。

世界最高速で進む日本の少子高齢化と人口減少社会は、持続的な経済成長実現のため克服すべき課題であり、さまざまな経済分野でその取り組みが模索されています。運輸業界においても、人手不足が長期化するなか、ECの普及による宅配便取扱量の増大に対応しきれず、労働や安全に関わる多くの課題が社会問題として広く認識され始めている。これを個別の事業者の事とせず、運輸業界全体の課題としてとらえ、その解決によって社会貢献を果たすことを目的とした「運輸デジタルビジネス協議会(TDBC)」が、2016年8月に設立されました。MaaSが実現すれば、オープンイノベーションによって課題解決を図るTDBCの取り組みも、大きく前進する可能性があります。

 

データのじかんとは?

データのじかんとは

データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。

越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。

 

作者:トツカケイスケ

埼玉県生まれ/東京都在住
明治大学理工学部卒業、デザイン制作会社にてグラフィックデザイナー・イラストレーターとして勤務し、2004年に独立。
「タイムくん」の漫画は、そんな作者のITへの予備知識やデザイナーとしての情報整理、イラストレーターとしてのスキルとシュールな性格が掛け算されて生まれています。

 
 

普段は本作とは違う3つの作風(コミカル・キュート・クール)を持ち、子供をモチーフにしたシニカルな作品で海外の展示にも多数出展。

https://www.totsunet.com/
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