About us データのじかんとは?
APIは複数のサービスを掛け合わせることを可能にする継手とも言うべきもので、我々の生活をより便利にするITやアプリのリーズナブルかつスピーディーな提供を実現します。
APIの利用用途は様々で、自社の業務効率の改善にも活用できますし、サービスとして提供することで自社に新たなイノベーションをもたらす、攻めと守りのDXを支える手段として注目が高まっています。
米IBMの試算によれば、APIエコノミーの規模は2018年で2兆2000億ドル(約250兆円)にも及んでおり、今後はAPIのニーズや需要の向上に伴い、無料のAPIだけではなく有料のAPIの流通がますます増加することが見込まれています。
今回の記事では、APIとは何か、Web APIとの違いや実用例、使い方などを取り上げてきました。
APIを使うことで、開発コストを削減しながらも、便利に使える社内サービスを自社でも組むことができるかもしれません。使いこなすためにはHTMLやCSSなどの基礎的なプラグミング用語、もしくはそれ以上の知識が求められる場面もありますが、言語を必要とせずに感覚的に使えるものも増えてきていますので、まずはAPIについてをこの機会に覚えておきましょう!
パソコン用語が多すぎてちょっとわかりづらい、という方は、先ほどの鎖国時代の出島の例に戻ってもらって、自分は日本と貿易をしたいと考えている外国のビジネスマンだったと仮定してみてください。
日本の港に直接出向いても言葉は通じず、そもそも外国とのやりとりは禁止されているわけですから、普通に考えると追い返されるだけですが、出島へ行き、程度の外国語の知識のある担当の人と通じて正式な手続きを踏み、許可をもらい、こちら側の情報も向こうに提供することに同意すれば、出島を通じた貿易が晴れて可能になり、日本側は南蛮渡来の珍品を手に入れることができ、あなたは日本の品々を母国へ持って帰ることができるようになるわけです。言ってみれば、APIというのは異なるプログラム間で発生する異文化コミュニケーションの仲介人という位置付けですね。
インターネットの世界にはAPIだけでなくオープンソースなどの文化もあり、意外と世界レベルの助け合いが成立しています。
ちなみに、日本で最初にバドミントンが伝承されたのも出島であった、と言われています。
(桑折和宗)
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