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6月も下旬になろうとしていますが、関東はまだ梅雨入りしていませんね。
梅雨入りの遅れには複数の理由がありますが、主な要因の一つとして、梅雨前線が北上しないことが挙げられます。通常、夏の間に強くなる南側の太平洋高気圧が梅雨前線を北へと押し上げる役割を果たします。しかし、今年はこの太平洋高気圧の勢力がなかなか強まらず、結果として梅雨前線の北上が遅れている・・だそうです。
筆者は梅雨入りが遅いと梅雨明けも遅くなると思っており、最近は毎年7月の終わりの頃まで梅雨が続いている印象があります。
7月下旬から8月上旬は夏休みの方も多く、年々予定が立てにくくなっている気がします。
それではまず、今回紹介する記事のダイジェストの一読下さい!!
SNSの普及によるソーシャルビッグデータの確立と不安定な社会情勢に伴い、「ナラティブ(物語)」の重要性が注目されています。人間の脳は、様々な事象を時系列に並べるナラティブ形式にすることで、記憶に残りやすいことが判明しています。また物語は他人との共感を促す機能も持っています。さらにインターネットの普及によってSNSも強大なパワーを持つようになってきており、アルゴリズムやAIなどのテクノロジーの進化によって、ナラティブとSNSは大衆心理を操り戦争の道具にまで利用されるようになってきました。
データの会社「ウイングアーク1st」が運営する動画チャンネル「UpdataTV」がプロデュースする架空の町中華である「データ飯店〜データに携わるモノたちの2.5thプレイス〜」が、ここに誕生しました!高田馬場にある老舗の町中華で手塚治虫氏がオリジナルメニューを出前していたことでも有名な中華料理店「一番飯店」を舞台。データ飯店 店長石井りょうさんが、夜な夜な、データに関わる皆さんと集まり、楽しいおしゃべりを楽しんでいます。#1、#2はデータをビール、そして家族をこよなく愛するtomoさんがゲストです。
性能の進化と普及が急速に進んでいることから‟生成AI戦国時代”とも称される2024年現在。年明けまでは、OpenAI社のChatGPTの認知度・普及率がトップを走り、それをMicrosoft社のBingやGoogle社のGemini(旧Bard)が追いかける状況にありました。しかし、2024年3月4日にリリースされたAnthropic社の『Claude 3』が急速に注目を集めはじめ、なかにはChatGPT以上と評価する声も。そこで本記事では、無料版・有料版の両方でChatGPTとClaude 3を比較。『Claude 3』とは何なのか、ChatGPTと何がどう違うのか、実際に利用してみた感想などをご紹介します!
2024年6月28日開催のデータのじかんSeminarsは、「未来の人材を育てるDX戦略!中小企業白書・ものづくり白書読書会」と題して、経済産業省から公開されたばかりの「中小企業白書」と「ものづくり白書」を読み解きながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)と人材育成に焦点を当て、中小企業と製造業が直面する課題とその解決策を探ります。当セミナーを通じてDX人材育成のヒントをつかみ、未来を勝ち抜く力をつけましょう!
IOWN(アイオン)構想とは、すべての情報を光で処理し、膨大なデータを高速かつ効率的に扱う次世代ネットワーク技術です。今回のタイムくんでは、この『IOWN(アイオン)構想』について漫画で分かりやすくお伝えします。
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2024.06.11 公開
今回から講義のテーマは、しばらくAIではなくナラティブ(物語)になります。私は専門外なので、桃井先生に講師をお願いしてあります。ただ私もこの”ナラティブが世界を廻す”というテーマが面白そうなので聴講することにしました。
ナラティブ(narrative)は日本語では「物語」を意味する言葉です。ただ、わざわざナラティブという英語にしたからには別のニュアンスもあるのでしょう。
物語だけでなく話術やストーリーなど、物語性を含む幅広い意味を持っています。日本語にはナラティブに相当する適切な言葉がないので、ナラティブとそのまま用いることにしました。
第1回の今回は、まず大衆心理をどのようにして操ることができるようになったのか、その基本的な仕組みについて解説します。
2024.06.11 公開
ナラティブとは「物語性」や「ストーリー」などの幅広い意味を持ち、そのパワーの源は、「計量心理学」にあります。ナラティブが作用した代表例は、米国大統領選や英国のEU離脱に大きな影響を及ぼした「ケンブリッジ・アナリティカ事件」です。CA社はSNSにある大量の個人情報と計量心理学を用いることで、大衆心理を操作し国際政治に大きな影響を与えました。―ということを前回は説明しました。
まず計量心理学を説明した理由は、古典的な心理学と違って人の行動に影響を与えるテクノロジーが登場したことを教えたかったからです。計量心理学はあくまで人の行動特性を精度よく分類するだけだということです。特定の性格特性や行動特性を持つ人を効率よく大量に見つけることができても、その大勢の人の行動をどうすれば動かせるかは、また別の話になります。
第2回の今回は、ナラティブの持つ機能について解説します。
2024.06.11 公開
SNSにある大量の個人情報と計量心理学を用いることで、大衆心理を操作し国際政治に大きな影響を与えることまで可能となっています。ナラティブは「認知バイアス」に影響を与え、人格形成や道徳観にも影響を与える機能を有します。―ということを前回は説明しました。
今回は、このナラティブと強力な伝播力を持つSNSを組み合わせた、具体的応用例について話をします。今更ですが、SNSが全世界で利用されており、その強力な”伝播力”のおかげでSNSマーケティングが流行していることぐらいはみなさんご存じでしょう。
第3回の今回は、ナラティブの持つ謎とその応用先について解説します。
2024.06.11 公開
”ナラティブが世界を廻す第1回”で話した”CA( ケンブリッジ・アナリティカ)事件”をきっかけとして、アメリカ、EU、中国、ロシア、イスラエル等の軍事大国が、軍事目的で脳研究プロジェクトを開始しています。
生物は、自分のDNAを最優先に残すことが運命付けられています。とにかく各国とも、従来からある陸・海・空・宇宙の物理空間とサイバー空間に加え、認知(Cognitive)空間が新たな戦場になっていると位置付けています。日本政府も、2022年12月に国家安全保障会議の閣議決定として、”国家防衛戦略”及び” 防衛力整備計画”を発表していますが、その中の具体的な取組として、”認知領域を含む情報戦等への対応の強化”に言及しています。
第4回の今回は、戦争の道具としてナラティブが使われている状況と、認知戦と呼ばれている新しい戦場の概要を解説します。
2024.06.12 公開
データ飯店店長 石井 :始まりました。データ飯店。この番組はデータとデータにすごく関わりの深い一番飯店という町中華にて、データエンジニアですとかDXに関わる人材の方々と一緒にお酒を飲みながら楽しいトークをしていく番組です。それでは、本日のゲストを紹介させていただきます。
tomoさん : はい、こんにちは。トモです。よろしくお願いします。私はずっとシステムエンジニアとして、基幹系SIerで働いてたんですけど、5年くらい前にBIツール(ビジネスインテリジェンスツール)を触ることになって、すごくそこからデータの面白さみたいなのを知って、それでコミュニティ活動とかも頑張ってたりとかしてました。そこから、とあるプロダクトでアンバサダーに選ばれたりとか、そういったところでなんかデータの魅力を伝えることをしています。今はデータのプラットフォームのベンダーさんの方でセールスエンジニアをしております。今日はよろしくお願いします。
2024.06.12 公開
データ飯店店長 石井:では、次のお酒を頼みたいと思います。どうしましょう?中華料理店ならではの紹興酒を炭酸で割った「ドラゴンハイボール」があるので、それを頼んでみますね!「フージー!ドラゴンハイボール2つください」
tomoさん:全部美味しいですねー。
石井:じゃあ次のテーマを出してみたいと思います!お、「悪気はない!? データリテラシー格差」。なるほど、これはいいテーマですね!tomoさんのテーマですね。
2024.06.14 公開
Claude 3は元OpenAIエンジニアらによって設立されたAnthropic社によって開発されたチャット形式で利用できる最新の大規模言語モデルです。下記3つのバージョンがあり、無料で「Sonnet」が、有料でそれに加えて「Haiku」「Opus」が利用できます。
・Claude 3 Haiku
有料プランで利用できるシンプルでライトなバージョンです。短い質問や単純なタスクに適しており、俳句(Haiku)のように、最小限の言葉で本質を伝えることを目指しています。
・Claude 3 Sonnet
無料プラン・有料プランで利用できる標準的なバージョンです。ほとんどの質問やタスクに対応できるバランスの取れた能力を持っています。ソネット(Sonnet:14行の定型詩)のように、洗練された表現力と適度な長さの回答が特徴です。
・Claude 3 Opus
有料プランで利用できる最も高度で賢いバージョンです。複雑な質問や深い分析を必要とするタスクに適しています。大作(Opus)のように、広範なトピックを深く掘り下げ、詳細な情報を提供します。
2024.06.14 公開
本読書会は、経済産業省から公開されたばかりの「中小企業白書」と「ものづくり白書」を読み解きながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)と人材育成に焦点を当て、中小企業と製造業が直面する課題とその解決策を探ります。
「白書」とは?
白書とは、日本の中央省庁などが、政治社会経済の実態や政府の施策の現状を周知させることを目的とし、特定の分野についての現状の分析と将来の展望をまとめた刊行物です。
2024.06.10 公開
みなさん、おはようございます。
「ちなみに」って言葉が現代と未来ではちょっと使われ方が違うみたいな感じだったので、冒頭からびっくりしちゃったんですけど、よくよく考えると、未来から来た過去川旧太郎(かこがわきゅうたろう)さんの言葉にほとんど違和感がないというか、未来独特の流行り言葉や口調を感じなかったのは、彼が我々の時代の現代日本語を研究しているからなのかなぁって思ったりしました。
それって関西弁に憧れすぎて、関西に一度も住んだことがないのに普段からエセ関西弁で話してる人とか、関西で生まれて育ったのに綺麗すぎる標準語しか話さない人に遭遇するくらいの確率なのかもしれないですよね。なんにせよ、ちょっとデータ数が少なすぎて判断は難しいですけど(笑)。
今回のタイムくんは「IOWN構想」について紹介させて頂きました。
IOWN(アイ・オウン、Innovative Optical and Wireless Network)構想は、2024年以降の実現を目指している次世代のネットワーク技術です。この構想は、全ての情報を光で処理し、通信とコンピューティングのインフラを劇的に変革することを目指しています。具体的には、光を利用してデータセンター、ネットワーク機器、エンドポイントデバイス間の情報伝送と処理の効率を高め、エネルギー消費を削減し、現在の限界を超える速度でデータを送受信できるようにすることが期待されています。この技術は、AIやIoTの普及によるデータ量の増大に対応するためのキーソリューションを目指しています。
そこで今回は、データ通信の効率、速度、信頼性の向上を目指して、数十年にわたって進行しているネットワーク技術の進化と世代交代について、紹介したいと思います。
①初期のネットワーク技術:
・1960年代にARPANETとして始まり、ノード間のデータパケット交換に基づくネットワーキングの概念が導入
・Ethernetの登場により、ローカルエリアネットワーク(LAN)の概念が普及
②インターネットの誕生とTCP/IP:
・1980年代にTCP/IPプロトコルが開発され、インターネットの基盤が形成
・これにより、異なるネットワーク技術を持つ多くのコンピュータの相互通信を実現
③ブロードバンドと光ファイバー:
・1990年代から2000年代にかけて、DSLやケーブルモデムを通じてブロードバンド接続が普及
・光ファイバーの導入により、遠距離通信でのデータ転送速度と帯域幅が大幅に向上
④無線ネットワークの進化:
・Wi-Fi技術が登場し、無線LANが家庭や職場で広く普及
・モバイルネットワークも1Gから5Gへと進化し、大幅な速度向上と低遅延が実現
⑤クラウドコンピューティングと仮想化:
・クラウドサービスの普及により、データとアプリケーションの中央集権化が進行
・ネットワーク機能仮想化(NFV)とソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)が登場し、ネットワークの柔軟性とスケーラビリティが向上
⑥次世代ネットワーク技術:
・IOWN構想や6Gなどの研究が進んでおり、将来のネットワークは更に高速で効率的なデータ処理が可能になる見込み
・量子ネットワーキングといった革新的技術も研究されており、未来のネットワークセキュリティと性能向上が期待されています。
これらの進化は、テクノロジーの進歩だけでなく、経済的、社会的な変化をもたらしており、私たちの日常生活やビジネスにおいて中心的な役割を果たしています。
それでは、次回も「データのじかんNews」をよろしくお願いします!
データのじかんは、テクノロジーやデータで、ビジネスや社会を変え、文化をつくりあげようとする越境者のみなさまに寄り添うメディアです。
越境者の興味・関心を高める話題や越境者の思考を発信するレポート、あるいは越境者の負担を減らすアイデアや越境者の拠り所となる居場所などを具体的なコンテンツとして提供することで、データのじかんは現状の日本にあるさまざまなギャップを埋めていきたいと考えています。
(畑中 一平)
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