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体力運動能力をデータで「見える化」することで客観的・定量的な判断を

友岡さんによると、大リーガーでけがが少ない選手というのは、野球以外のスポーツもやってきた経験がある人が多いとのこと。ダルビッシュ有投手も、子どもの頃はアイスホッケーをやってたそうです。

思い返せば、中学生の頃、野球部が冬場になるとサッカーをやっていた記憶があります。「野球部、遊んでるのかな」と思っていましたが、あれもトレーニングだったのですね。

体力運動能力テストをグラフにして「見える化」することで、子どもたちの何が足りないのか、そしてどんなトレーニングをすればいいのかがわかるようになります。

受講した指導者・保護者の方々よりは、

・バランスの良い育成に目がいっていなかった
・長期育成の視点に気づいた
・野球バカにしてはいけない
・けがとの関係が整理できた
・何をしたらよいかよい示唆をもらった
・継続して行うチームプログラムにしたい 

との声があがりました。

以前は競技力を向上するための特化したフィジカルトレーニングのみを行っていたが、最近の指導者は障害予防のこと、また子供たちの将来についても考えているコーチも増えてきているため、そこでドームアスリートハウスの友岡氏のような専門家が正しい測定方法を提示し、それを改善していく情報を提供することが大切ということがデータによっても再認識がなされました。

子どもたちが自分自身で考えてトレーニングをするというのは、なかなか難しいこと。やはり、大人がしっかりとデータを把握し、指導していくことが、子どもたちの体力運動能力の改善向上、そして「スポーツ万能」にするためには不可欠だと言えます。

(取材・TEXT・PHOTO:三浦一紀/企画・編集:野島光太郎)


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